ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月25日16時15分配信
【巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は2019年まで「セヴマシュ」で修復される】
モスクワ、11月25日-ロシア通信社ノーボスチ
重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、2019年まで続く更なる修理及び近代化の為にセヴェロドヴィンスクの「セヴマシュ」社の乾ドックへ移動した。
火曜日、(ロシア)国防省下の(ロシア)海軍広報サービス代表イーゴリ・ディガロは発表した。
現在、同社は旧式化した艦のシステム及び機器の撤去を完了している。
「造船会社セヴマシュへ修理の為に2年間滞在している重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは、強固な地盤の乾ドックへ配置され、更なる修理と高度の近代化を行ないます」
ディガロは伝えた。
巡洋艦の全面修復は2019年まで続けられる予定である。
艦は居住保障システム、ミサイル及び砲兵装複合体を交換し、電波電子兵装システムを更新する。
プロジェクト1144「オルラン」重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、1992年までは「カリーニン」という名前だった。
1983年5月17日にバルト造船工場で起工された。
1986年4月25日に進水した。
1988年12月30日、ロシア海軍の戦闘編制へ補充された。
1992年4月末、「アドミラル・ナヒーモフ」と改名した。
プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装の為の契約は、2013年5月にロシア連邦国防省と「セヴマシュ」造船所との間で締結されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年に復帰する]
「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化は、船体と機関以外は殆ど入れ替えるという大規模なものであり、既存の各種機器の撤去作業が行なわれています。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2018年にロシア海軍へ復帰する]
[原子力巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの搭載機器が撤去される]
現用兵器の撤去後、新型のミサイル兵器(有翼ミサイル「カリブル」と高射ミサイル「ポリメント-リドゥート」)が装備されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはカリブルとポリメント・リドゥートを装備する]
[近代化された重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは80発の有翼ミサイルを搭載する]
本格的な近代化改装作業を行なう為、セヴマシュ造船所の貯水池(屋外ドック)への入渠準備が進められました。

[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはドック入りの準備を進めている]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは航空母艦ヴィクラマーディティヤの経験を基に近代化される]
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフは2014年10月にドック入りする]
ドック入りは、当初は今年夏に予定されていたのが延期に延期を重ね、10月24日に実行されました。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフはセヴマシュ造船所の屋外ドックへ入渠した]
当初、「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化改装は2018年に完了する予定だったのですが、屋外ドックへの入渠が当初予定よりも遅れた為か、2019年に延びました。
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