ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは海洋試験を再開した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月26日9時43分配信
【「エカテリンブルク」非常事態の詳細:彼は生活排水処理システムで負傷した】
艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」広報サービスは、潜水艦「エカテリンブルク」での事故の詳細を発表した。
その結果、同社の従業員は足を負傷した。
事故は白海射爆場における潜水艦の工場航行試験の第1段階実施中の11月21日に起こった。
「ズヴェズドーチカ」広報サービスは伝えた。
「圧力下に有った生活排水処理システムの動作チェック過程において、容器の蓋の内部で工場納入チームのメンバーの1人は左足を負傷しました。
犠牲者には速やかに必要な医療援助が提供されました。
現在、彼は専門医の管理下でセヴェロドヴィンスクの病院に入院しています」
声明では、こう述べられた。
また、同社は、この事故は試験プログラムに影響を及ぼさなかったと付け加えた。
「確認された問題点を除去した後、11月24日に原子力潜水艦エカテリンブルクは工場航行試験の第2段階を開始しました」
「ズヴェズドーチカ」は伝えた。
同社広報サービス従業員と『中央海軍ポータル』の会話において、潜水艦は現在、水中音響探知機器(ソナー)の試験中であると説明した。
彼は更に、事故の理由について「機器操作及び技術的安全規制への違反がある」と指摘し、被害者の容体は安定していると付け加えた。
「エカテリンブルク」艦内での事件を『中央海軍ポータル』は、潜水艦がセヴェロドヴィンスクへ戻った後の11月24日朝に知った事が想い起される。
海軍の情報提供者は、犠牲者は足に重傷を負い、医師が傷口を縫合したと伝えた。
プロジェクト667BDRM(デルタIV級)の2番艦K-84「エカテリンブルク」は、2011年12月29日16時20分(モスクワ時間)、ムルマンスク近郊ロスリャコヴォの大型浮きドックで修理中に火災が発生しました。
12月30日1時40分、火災は沈静化されました。
[ロシア海軍戦略原潜「エカテリンブルク」で火災]
[ロシア原潜「エカテリンブルク」火災事故・続報]
[戦略原潜「エカテリンブルク」は修理後に復帰する]
この火災により、「エカテリンブルク」は、艦首の水中音響探知ステーション(スカート-BDRM)が損傷しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理費用は減少する]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理は2012年末に開始される]
2012年6月22日、セヴェロドヴィンスクに到着しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは修理の為、セヴェロドヴィンスクへ到着した]
8月29日、修理の為にセヴェロドヴィンスクの「ズヴェズドーチカ」工場のドックへ入りました。
[戦略原潜エカテリンブルクはドック入りした]
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクの修理作業は進んでいる]
修理と共に第2次近代化改装工事も行なわれ、これまでの「シネーワ」に代わる新たな弾道ミサイル「ライネル」を搭載しました。
[ロシア海軍の新たな潜水艦用弾道ミサイル「ライネル」は制式採用された]
2014年6月6日、「ズヴェズドーチカ」の造船台から出渠しました。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは造船台を出渠した]
7月27日には進水しました。
11月14日、修理後の点検の為、海洋試験へと出発しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクは修理後初の海洋試験を行なう]
しかし、海洋試験の最中、同艦に乗っていた「ズヴェズドーチカ」の従業員が足に重傷を負いました。
この為、「エカテリンブルク」は、急遽試験を中断してセヴェロドヴィンスクへ帰港しました。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略原潜エカテリンブルクの海洋試験中に工場従業員は重傷を負った]
その後、11月24日には再び出航し、海洋試験(工場航行試験)の第2段階が始まりました。
「エカテリンブルク」は、今年末までに北方艦隊へ復帰する予定です。
[デルタIV級戦略原潜エカテリンブルクは2014年末までにロシア海軍北方艦隊へ復帰する]
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