ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは出航した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年11月26日9時03分配信
【「ウラジーミル・モノマーフ」は海軍へ引き渡される前に海へ出た】
戦略用途原子力水中巡洋艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、11月25日に海へ出た。
『中央海軍ポータル』は北方艦隊の情報提供者より伝えられた。
計画によると、出航は3-5日間に渡り継続されなければならない。
同艦は間もなく海軍へ受領される:12月10日には引渡証書への署名が、12月19日にはアンドレイ旗掲揚が予定されている。
「ウラジーミル・モノマーフ」は2006年3月19日にセヴマシュで起工され、2012年12月30日に進水し、2013年9月12日に初めて海へ出た。
何度かの試験と、1回のミサイル「ブラヴァー」の計画発射が実施された。
[潜水艦の主な特性]
水上速力-15ノット
水中速度-29ノット
通常潜航深度-400メートル
限界潜航深度-480メートル
自立航行期間-90日
乗組員-107名
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工され、2012年12月30日に進水、2013年9月12日から海洋試験を開始しました。
乗組員は配備先となる太平洋艦隊から集められました。
工場航行試験は2014年7月初頭に完了し、その次の国家受領航行試験も7月26日に完了しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの海洋国家試験は7月26日に完了する]
設計元の「ルビーン」設計局総取締役イーゴリ・ヴィリニト氏によると、国家受領航行試験が終わった後、追加の出航と監査が行なわれるとの事であり、8月11日に再び出航しました。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは再び出航した]
「ウラジーミル・モノマーフ」は8月22日にセヴェロドヴィンスクへ戻りました。
その後、8月末に静粛性のチェックの為、再び出航しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは水中音響試験を行なった]
9月8日、弾道ミサイル発射試験の為にセヴェロドヴィンスクを出港しました。
『イタルタス』より
2014年9月9日10時02分配信
【情報筋:原子力潜水艦「ウラジーミル・モノマーフ」は「ブラヴァー」発射を実行する為に海へ出た】
9月10日、白海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射に成功した]
翌9月11日、セヴェロドヴィンスクへ戻ってきました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはブラヴァー弾道ミサイル発射成功後にセヴェロドヴィンスクへ帰港した]
建造元の「セヴマシュ」総取締役ミハイル・ブドニチェンコは、「ウラジーミル・モノマーフ」の試験プログラムは全て完了したと述べました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの試験プログラムは完了した]
その後、「ウラジーミル・モノマーフ」は再び出航し、「追加音響試験」(静粛性の最終チェック?)が行なわれました。
これで「ウラジーミル・モノマーフ」の国家受領試験は全て終わりました。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフの国家受領試験は完全に終了した]
そして11月25日に再び出航しました。
おそらくは、海軍へ引き渡す前の最終チェックの為でしょう。
「ウラジーミル・モノマーフ」は、2014年12月10日にロシア海軍へ納入される予定です。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月10日にロシア海軍へ納入される]
そして、12月19日にアンドレイ旗の初掲揚式典が開催され、正式にロシア海軍へ就役します。
[最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフは2014年12月19日にロシア海軍へ正式に就役する]
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