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ロシア黒海艦隊警備艦スメトリーヴイはシリアへ行く

4月2日、ロシア黒海艦隊所属の警備艦「スメトリーヴイ」地中海へ向かったと報じられました。
[最後のカシン級スメトリーヴイ、地中海へ]

その後の追加情報によると、同艦はシリアタルトゥースへ行くようです。
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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【地中海へ向かった海軍艦艇はシリアへ行く:情報提供者】
モスクワ、4月2日-ロシア通信社ノーボスチ

先週にセヴァストーポリを出港し、ボスポラス海峡及びダーダネルス海峡へ進路を取ったロシア黒海艦隊警備艦「スメトリーヴイ」は、シリア沿岸付近で任務を遂行する。
軍事外交筋の情報提供者はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

「同艦は、ロシア海軍の物資・技術供給所が在るシリアの港タルトゥースへの業務訪問が計画されています」
情報提供者は述べた。

以前、同艦は地中海に向かったと黒海艦隊情報供給課長ヴャチェスラフ・トルハチェフ1等海佐は発表した。
しかし、彼は詳細を説明しなかった。

情報提供者は、艦が海峡を通過する際や停泊している際、黒海艦隊海軍歩兵旅団の編制から分離した対テロリストグループが安全を保障すると指摘した。
(2012年4月2日13時26分配信)


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警備艦「スメトリーヴイ」は、4月2日朝にトルコのボスポラス海峡を通過しました。
【ロシア駆逐艦「スメトリーヴイ」はボスポラスを通過して行った】

「スメトリーヴイ」は、1962年から1973年に掛けて20隻が就役したプロジェクト61(カシン級)18番艦であり、1969年に就役しました。
[最後のカシン型「スメトリーヴイ」]

ソ連邦解体後、カシン級は次々と除籍され、現在は「スメトリーヴイ」だけが現役に留まっています。

シリアタルトゥース港には、今年1月8日にロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」と随伴艦船が寄港しています。
ただ、「アドミラル・クズネツォフ」は大きすぎてタルトゥース港の岸壁に接岸できず、沖合に錨を降ろしていましたが。
[ロシア空母「アドミラル・クズネツォフ」、シリアに入港]
[ロシア空母部隊は補給の為、タルトゥース港へ入港した]
[空母「アドミラル・クズネツォフ」部隊、シリアのタルトゥース港へ入港]

3月下旬には、ロシアの複数のメディアが「ロシア海軍戦闘艦艇がシリア沖で行動中」と報じ、ロシア連邦国防省が公式に否定しました。
[ロシア戦闘艦はシリア沖で活動していない]
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