ロシア海軍太平洋艦隊の2つの艦船支隊は太平洋上で砲撃訓練を行なった
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2012-2015年)


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年11月28日10時21分配信
【(ロシア)海軍艦船支隊は太平洋で砲射撃を実施した】
モスクワ、11月28日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊艦船支隊は、太平洋の2ヶ所の海域で砲射撃を実施した。
金曜日、東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービスは発表した。
大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」に率いられる第1支隊の構成には、給油船「イリム」と海洋曳船MB-37が含まれている。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられる第2支隊には、更に大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、大洋曳船「フォーチィ・クリロフ」が含まれている。
「太平洋で戦闘勤務の課題を遂行している太平洋艦隊艦船支隊は、砲撃及び対潜戦闘訓練を実施し、水上及び小型空中目標に対し全ての種類の砲兵装を用いた射撃を行ないました」
声明では、こう述べられた。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」に率いられる艦船支隊は、巡洋艦「ワリャーグ」及び砲艦「コレーツ」の英雄的行為に捧げられる追憶行事の為、12月5日に仁川港(大韓民国)への非公式訪問を行なう予定である。
親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」は、1980年代中期に建造され、1989年に(海軍の)編制へ加入した。
現在の巡洋艦の名前は、行動不能が故に保管状態に在った重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」に代わって太平洋艦隊旗艦になった1996年に与えられた。
ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、給油船「ボリス・ブートマ」、救助船「フォーチィ・クリロフ」の4隻で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、2014年10月23日にウラジオストクを出港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦は太平洋南部へ向かった]
10月25日にはツシマ海峡を通過しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月27日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
以後、同部隊の動向に関する発表はロシア海軍側からも一切ありませんでしたが、11月中旬、ブーゲンビル島沖にいる事がオーストラリア軍当局により明らかにされました。
[ロシア太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア沖へ向かっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはオーストラリア海軍のフリゲートと合同演習を行なった]
「ワリャーグ」支隊は珊瑚海から引き返し、今度は大韓民国の仁川へ向かいます。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ乗員は装甲甲板巡洋艦ワリャーグを追憶する]
一方、太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」を中核とする部隊は、10月末にウラジオストクを出港し、太平洋海域へ向かいました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフは太平洋へ向かった]
10月29日にはツシマ海峡を南下しました。
『ヤポーニヤ防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2014年10月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月12日、フィリピン海で黒海艦隊旗艦の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と合流しました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワはフィリピン海で太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・ヴィノグラードフと合流した]
その後、フィリピン海で合同演習を実施しました。
[ロシア海軍の太平洋艦隊と黒海艦隊の水上戦闘艦はフィリピン海で合同演習を行なった]
11月25日、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」と別れました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは南シナ海へ入った]
そして11月28日、この2つの支隊は、太平洋上の別々の海域で砲撃訓練を実施しました。

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