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ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは2015年末にロシア海軍へ復帰する

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年12月1日13時18分配信
【巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は2015年末にロシア連邦海軍へ復帰しなければならない】
モスクワ、12月1日-ロシア通信社ノーボスチ

プロジェクト1164「アトラント」ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、4年間の修理の後、2015年末に海軍へ戻る。
月曜日、ロシア通信社ノーボスチは、艦船修理工場「ズヴェズドーチカ」公式代理人エフゲニー・グラジシェフより伝えられた。

巡洋艦は2011年7月からセヴェロドヴィンスク「ズヴェズドーチカ」で修理中である。

「2015年第3クオーター(7~9月)に同艦の工場航行試験プログラムの実行が開始されます。
第4クオーター(10~12月)には海軍へ引き渡されます」
グラジシェフ
は伝えた。

現在、巡洋艦はスケジュールに沿って機器の設置を実施している。

巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(プロジェクト1164、コード名「アトラント」)は1986年に海軍の戦闘編制へ加入した。
艦の排水量は9800/11300トン、速力32ノット、航続距離6800海里、自立行動期間30日、乗員476名(士官62名を含む)

主要兵装は有翼ミサイル「バザーリト」である。
巡洋艦は、太平洋艦隊の水上艦グループを強化する為、セヴェロモルスクからウラジオストクへ移動するものと見られている。

同プロジェクト艦は合計で3隻建造された:「マルシャル・ウスチーノフ」(北方艦隊)、「モスクワ」(黒海艦隊)、「ワリャーグ」(太平洋艦隊)


「スラヴァ」級ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は、2011年6月、オーバーホールの為にセヴェロドヴィンスク市「ズヴェズドーチカ」工場へ到着しました。

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
2011年6月30日14時25分配信
【北方艦隊のロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」は修理と近代化の為にセヴェロドヴィンスクへ到着した】

2012年10月末、ドックへ入渠しました。
[スラヴァ型ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフはドック入りした]


2013年6月20日、進水式典が行なわれました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは進水する]


その後、レーダーなどを換装する近代化改装工事が始まりました。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフは近代化改装される]

既に「マルシャル・ウスチーノフ」には、MR-600「ヴォスホード」に代わり、大型3次元レーダーMR-650「ポドベレゾヴィク」が装備されています。
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[大型3次元レーダー「ポドベレゾヴィク」]

そして今回、「ズヴェズドーチカ」広報部は、「マルシャル・ウスチーノフ」が2015年末までにロシア海軍へ復帰する事を明らかにしました。

なお、記事中で「マルシャル・ウスチーノフ」が(近代化改装終了後)ウラジオストクへ移動するなどと記されていますが、この件はロシア北方艦隊司令官ウラジーミル・コリョローフ提督が否定しています。
[ロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフの太平洋艦隊転属計画は無い]
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