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原潜ネルパはインド海軍へ就役した


本日2012年4月4日、ロシアからインドへリースされたプロジェクト971I原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は、インド海軍へ正式に就役しました。
[原潜ネルパ改めチャクラはインド海軍に就役した]

この件に関する『アルムス-タス』(イタルタス)の報道。


【原子力潜水艦「ネルパ」はインド海軍へ採用された】
ニューデリー、4月4日(アルムス-タス)

10年のリース期間でロシアから受領した原子力潜水艦「ネルパ」は、今日4月4日、インド海軍で公式に採用された。
同国東海岸アーンドラプラデーシュ州ヴィシャカパトナム市の海軍基地で開催された式典には、インド国防相アラカパラムブル・クリアン・アントニーロシア大使アレクサンドル・カダキンが出席した。

カダキンが指摘したように「ロシアにとってインドは最高の友人であり、私共は、インドが必要とする全ての物を、最高の品質で提供する事が出来ます」
「ロシアはインドを、全ての面において名誉と尊厳を有し、あらゆる脅威や課題を解決できる強い国と見ております」
彼は強調した。
「ロシアは、様々な分野でインドと協力しております。それは第五世代戦闘機、世界最高の超音速有翼ミサイル"ブラーモス"、世界で最も安全な原子力発電ステーション"クダンクラム"です。
我々の関係は、特殊なレベルの特別な権利を有する戦略的パートナーシップであります」



原子力潜水艦のリース費用は9億ドル以上と推定されている。
インド海軍で潜水艦(サブマリン)は「チャクラ」と命名された。
その名前は、1988年にリース期間3年でソビエト連邦から受領した最初の原子力魚雷潜水艦のものであった。

インド海軍は、人員訓練の為に原子力潜水艦を使用する予定であり、地上目標を攻撃するミサイル複合体「クラブ-S」、更には最新の魚雷が装備される。
これは、インドの10隻のディーゼル電気推進潜水艦「キロ」級にも装備されている。

「ネルパ」(K-152、プロジェクト971「シチューカ-B」)は第3世代のロシア原子力潜水艦に属する。
同艦は1991年にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工したが、1990年代半ばに建造資金は凍結された。
「ネルパ」の完成は、インドからの資金供給により可能となった。

原子力潜水艦の排水量は12770トン、最大潜航深度600メートル、最大速力30ノット、自立行動日数100日、乗組員80名以上。

「チャクラ」は、ヴィシャーカパトナム造船所で建造されているミサイル原子力潜水艦「アリハント」が正式採用されるまではインド海軍唯一の原子力潜水艦となる。
この潜水艦は、2012年の受領が予定されている。

2025年、インド海軍は、自国で建造した5隻の原子力潜水艦を有しているだろう。
この建造プログラムは、1400億ルピー(約30億ドル)と推定される。
(2012年4月4日10時37分配信)


原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は、ロシア多用途原子力潜水艦プロジェクト971(アクラ級)の最終艦です。
[プロジェクト971多用途原潜(アクラ級)近況]

2012年1月23日、ロシア沿海地方インドへ引き渡されました。
[原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」はインド海軍に引き渡された]

今回の「チャクラ」(ネルパ)は2代目です。
初代「チャクラ」は、1988年~1991年にソ連海軍からリースされたプロジェクト670(チャーリーI級)原子力潜水艦K-43でした。
【INS Chakra (Charlie-1 Class)】

今回の記事によると、インド海軍へ引き渡された「チャクラ」(ネルパ)は、巡航ミサイル「クラブ」を装備するとの事です。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
「クラブ」(最近は「カリブル」と呼ばれる事が多い)は、533㎜魚雷発射管から発射できます。

ロシア連邦海軍に就役している同型艦ですら、今のところ「クラブ」は装備されていません。
(今後の近代化で装備されるかもしれませんが)
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