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政治的条件が適切に形成された時にフランスはロシアへミストラル級ヘリ空母を引き渡す

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『タス通信』より
2014年12月5日11時20分配信
【フランス国防相:政治的条件が適切に形作られる場合にロシア連邦はミストラルを受け取る】
パリ、12月5日/タス通信特派員ミハイル・チモフェーエフ

政治的条件が適切に形作られる場合、フランスヘリコプター空母「ミストラル」ロシアへ引き渡す。
フランス国防相ジャン-イヴ・ル・ドリアンは、テレビ局『BFM』のインタビューに対し表明した。

「適切な政治的条件が形作られる場合、フランスはロシアへミストラルを引き渡します。
私共は、ウクライナ紛争の状況がどのように変化するのかをチェックしており、必要な変化が起こったのかどうかを確かめます」

国防相は話した。

「現在、私共は、ミストラル引き渡しの為の手順を実行しておりません。
必要な条件が形成されない場合、我々は、この艦をロシアへ引き渡さない可能性も十分に有り得ます。
そしてロシア側は、この報告を自身で認識しなければなりません。
私共は、国境不可侵の原則が尊重されていないという現在の緊張下の条件においては、引き渡しを実行する事は出来ません。
故にフランスは、今、引き渡しは時期尚早であると考慮しております」

国防相は話した。

彼は、9月に大統領フランソワ・オランドが、ロシアが発注した1隻目の軍艦「ミストラル」型-「ウラジオストク」を引き渡す為に必要な条件が存在していないとの声明を発表した事を想い起した。
「最近、大統領は、このスタンスについて再び確認し、フランスは、このような重要な軍用装備の引き渡しは出来ない事を強調しました。
現在、ミンスク合意は履行されておらず、停戦は保障されておらず、必要な政治的プロセスは始まっておりませんので」

ル・ドリアンは指摘した。

[オランド声明]
11月25日、フランスは、未だロシアへ1隻目の戦闘艦「ミストラル」型を引き渡す為の準備を行なっていないと発表した。

「共和国大統領は、現在のウクライナ東部の状況は、ロシアへの1隻目のミストラルの引き渡しを未だ可能にしていないと考えています。
この事に関連し、ロシア連邦への1隻目のヘリコプター空母の輸出を承認する為の新たな処置が行なわれるまでは延期する必要があると見ております」

エリゼ宮(フランス大統領府)広報サービスの声明より

これに答えたロシア国防省のコミュニケでは、訴訟を起こし、制裁罰金を提示すると述べられた。
12月4日、ロシア連邦大統領補佐官ウラジーミル・コジンは、ヘリコプター空母「ミストラル」が契約下で引き渡されなかった場合、ロシアフランスに対する訴訟を起こす為の全ての書類を用意していると述べた。
同日、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージンは、契約履行の為の猶予期間の期限は切れていないが、「ロソボロネクスポルト」(ロシア兵器輸出公社)の弁護士は、政府を代表し、あらゆる不測の事態へ備えていると述べた。

現時点では、ヘリコプター空母にはロシア人船員が居る。
ロゴージンの情報によると、160名から成る2組のの乗員団と、更に60名のインストラクターは、誰もまだ撤収していない。

[契約が挫折した際の罰金額]
ロシア軍事技術協力組織の情報提供者によると、契約金額は11億2000万ユーロであり、フランスが(契約を)履行しなかった場合、より多額の12億ユーロを支払わなければならない。

11月26日、フランスメディアは、ロシアへのヘリコプター空母の引き渡しを拒否すれば、フランスは30億ユーロの費用が掛かるかもしれないと報じた。
『ル・パリジャン』紙によると、直接の費用が12億ユーロ、そして2隻の艦の各々に8億ユーロずつの補償が加わる。

エリゼ宮は、このデータにはコメントしなかった。
フランス当局は、ロシアとの取り引き金額を公式には公表していない事は注目される。
以前、フランスメディアは、補償額を10億ユーロと見積もっている。


[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]


『ロシアの声(日本語版)』より
2014年12月6日4時41分配信
【仏国防相、ミストラルは決して渡さない可能性も

こちらは、『ロシア通信社ノーボスチ』の記事を紹介したものです。
【フランス国防相:パリはロシア連邦へミストラルを決して引き渡さないかもしれない】

しかし、こちらでは、ジャン-イヴ・ル・ドリアン氏の発言の一部だけ(ミストラル級の引き渡しに否定的なニュアンスの箇所だけ)しか伝えておりません。
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