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インド、2隻目のアクラ級原潜をリース?

2012年4月4日、ロシアからインドへリースされたプロジェクト971I原子力潜水艦「ネルパ」改め「チャクラ」は、インド海軍へ正式に就役しました。

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[原潜ネルパ改めチャクラはインド海軍に就役した]
[原潜ネルパはインド海軍へ就役した]

この「ネルパ」に続き、もう1隻のプロジェクト971I原潜がリースされる可能性があります。


『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【インドは、2隻目の原子力潜水艦「アクラ」型をリースするかもしれない】
2012年4月5日

原子力潜水艦「チャクラ」(ネルパ)インド海軍の編制への加入式典において、インド国防相アラカパラムブル・クリアン・アントニーは、ロシアで建造されている第2の原子力潜水艦のリースの提案があると述べた。
彼によると、この提案は検討中である 。

「提案は有りましたが、私共は、まだ決定しておりません」
アントニーは記者団に語った。

彼は、誰から提案が有ったのかについては説明しなかったが、消息筋によると、それは数年前にロシアから行なわれた。
資金については、おそらく問題は無い。
「インドは、それ(2隻目の潜水艦)自体は可能です」
アントニーは述べた。

ロシア製のプロジェクト971I原子力潜水艦「チャクラ」は 10年間リースされる。
潜水艦と84名の乗組員は、ウラジオストクから50日間かけて水中を移動した後、3月31日にインドへ到着した。

当初、インドは、ロシア海軍の為に造られた「アクラ」型原子力潜水艦2隻のリースを計画していた。
リース契約は2003年に調印され、この契約では、原子力潜水艦1隻のみが含まれる。
この決定の理由は、費用の高さと見られている。
総契約費用は、約10億ドルである。


記事中で触れられているインドへリースされるかもしれないもう1隻のアクラ級原潜は、ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市アムール造船工場で建造中の「イルビス」(519号艦)です。

ロシア・ソ連潜水艦総合情報サイト『ディープストーム』より。
【工場番号519号艦】

「イルビス」(519号艦)は1994年に起工されましたが、1996年には資金不足で建造は凍結されました。
2002年1月の時点で工事進捗度は42パーセントであり、その後、インド向けのプロジェクト971Iとして工事が再開されましたが、完成度は60パーセント程度です。

建造中の「イルビス」を視察するウラジーミル・プーチン
(2009年5月11日)
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