ロシア海軍の新型フリゲート(大型警備艦)アドミラル・フロータ・カサトノフは進水した

『タス通信』より
2014年12月12日12時55分配信
【フリゲート「アドミラル・カサトノフ」はサンクトペテルブルクで進水した】
モスクワ、12月12日/タス通信
第2のプロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将の列席の下、サンクトペテルブルクの「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で進水した。
「私達は、皆様と共に、世界の大洋のあらゆる箇所でロシア連邦の国益を保護する課題を解決する第2のプロジェクト22350遠海ゾーン艦を進水させます。
この艦は、我々の設計者の全ての目論みとアイデア、我が海軍の要望が具現化されたものであります」
チルコフは話した。
彼は、シリーズの1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」が既に試験の為に海上に居る事を想い起した。
「私は、北方艦隊が、大いなる喜びと責任を持ってこの艦を受領する事を願っております。
彼等は、1等遠海ゾーン艦を最初に運用する事になりますから」
総司令官は付け加えた。
プロジェクト22350フリゲートの建造は2006年から始まり、シリーズを代表するトップ-「アドミラル・ゴルシコフ」が起工された。
以前に報じられたように、2014年11月、同艦は試験の為、初めて海へ出た。
タス通信が防衛産業企業体の情報提供者から得た情報によると、同艦は2015年初頭には試験運用の為に受領される事になるだろう。
同プロジェクトの第2のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」は、2009年に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工された。
「アドミラル・ゴロフコ」に関する作業は2012年初頭に開始された。
この他、サンクトペテルブルクでは、「アドミラル・イサコフ」と命名された同タイプのもう1隻の艦が建造されている。
同艦の起工は、昨年秋に実施された。
プロジェクト22350フリゲートは、4500トンの排水量を有し、29ノットの速力を発揮できる。
その主な兵装は、16基のミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」、更には高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
ロシア海軍向けのプロジェクト22350フリゲート(大型警備艦)「アドミラル-フロータ・カサトノフ」は、2009年11月26日に起工されました。
[プロジェクト22350フリゲート2番艦「カサトノフ海軍元帥」起工]
そして、起工から約5年後の2014年12月12日に進水しました。
現在までに、プロジェクト22350フリゲートは4隻が起工されています。
アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ
Адмирал флота Советского Союза Горшков
2006年2月1日起工/2010年10月28日進水/2015年就役予定
北方艦隊へ配備
アドミラル・フロータ・カサトノフАдмирал флота Касатонов
2009年11月26日起工/2014年12月12日進水/2015年就役予定
北方艦隊へ配備
アドミラル・ゴロフコАдмирал Головко
2012年2月1日起工
アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・イサコフАдмирал флота Советского Союза Исаков
2013年11月14日起工
1番艦「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年11月18日から航行試験を開始しています。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]
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