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新世代フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年にロシア海軍へ引き渡される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年12月12日13時28分配信
【フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2015年にロシア海軍への引き渡しが計画されている】
サンクトペテルブルク、12月12日-ロシア通信社ノーボスチ

造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で建造されているプロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は、2015年にロシア海軍への引き渡しが計画されている。
海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は記者団に伝えた。

フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2006年2月に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工され、、2010年10月に進水した。
8隻のプロジェクト22350フリゲートの建造が計画されている。

「計画によりますと-来年です」
艦が何時納入されるのかという質問に答え、チルコフは述べた。

公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役代行ユーリー・タラトノフは指摘した。
「次の進水は、来年末になります。
フリゲートの第2の生産艦の船体は準備されます」

(註:「アドミラル・ゴロフコ」の事)

現在、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は試験中である。

同プロジェクト艦の排水量は4500トン、全長は135メートル、幅15メートル。
フリゲートの兵装は、口径130mmの艦載砲装置A-192「アルマート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-NKE」の為の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。

公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、2012年5月以降、「統合造船業営団」の一員となっている。
現在、造船所では建造が続いている。
プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、「アドミラル・ゴロフコ」、「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・イサコフ」
プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」、「プロヴォールヌイ」
プロジェクト18280偵察艦「ユーリー・イワノフ」、「イワン・フルス」
海洋物資供給船プロジェクト23120

工場は、外国の顧客の為の艦の修理及び近代化の分野での軍事技術協力の作業を続けている。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。


既に「アドミラル・ゴルシコフ」には正規乗組員186名全てが乗艦し、艦内に居住しています。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」へ正規乗組員全てが乗艦した]

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]

同日、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


以前には今年(2014年)12月末にロシア海軍への引き渡しが予定されていたのですが、それまでに引き渡し前の試験(工場航行試験国家受領試験)を全て完了させる事は出来そうに無く、結局、来年(2015年)に延期されました。
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