ロシア海軍第5世代多用途原潜は複殻式船体となり、排水量は12000トン以下になるだろう

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年12月15日10時30分配信
【将来の原子力潜水艦は2重船体と12000トンまでの排水量を有するだろう】
モスクワ、12月15日-ロシア通信社ノーボスチ、セルゲイ・サフロノフ
将来のロシア多目的原子力潜水艦は、2重船体と12000トン以下の排水量を有するだろう。
「マラヒート」設計局の総取締役代理ニコライ・ノヴォセロフは、ロシア通信社ノーボスチのインタビューに対し、こう述べた。
「排水量は、ヤーセンと大体同じ-12000トンか、それよりも少なくなるでしょう。
第5世代は我々の主導で開発しており、国防省は、未だ技術的課題を出しておりません」
ノヴォセロフは話した。
しかし、それとは別に、海軍にとっては譲れない技術的要件が存在する。
これは例えば、浮力のパーセンテージ、居住性の要件、1人あたりの空間が何立方メートルになるのか、食料、飲料水の在庫量といったものであるとノヴォセロフは指摘した。
彼によると、2重(耐久性を有する内部と軽量の外部)或いは1重半の船体というコンセプトは、ロシアの潜水艦建造の伝統である。
「私共は、それが単一船体よりも有利な設計であると見ております」
設計者は話した。
「マラヒート」設計局は、2004年から第5世代原子力潜水艦の予備設計に取り掛かっています。
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第5世代原子力潜水艦は、当初は水中排水量5000-6000トン程度でしたが、その後、9000トンに増大しました。
そして、今回の「マラヒート」設計局総取締役代理ニコライ・ノヴォセロフ氏の発言によると、第5世代多用途原潜の(水中)排水量は、最大で12000トン、或いは、それよりも小さくなるとの事です。
また、船体はロシア/ソ連潜水艦の伝統である複殻式となります。
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