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ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はベトナムを訪問する

アデン湾(ソマリア沖)海賊対処任務に就いていたロシア太平洋艦隊第7次海賊対処部隊は、任務を終えてウラジオストクへ戻る途中にベトナムを訪問します。
[ロシア太平洋艦隊海賊対処部隊はアデン湾における任務を完了する]
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『ロシア通信社ノーボスチ』より。
【ウラジオストクへ向かう太平洋艦隊艦艇支隊はベトナムのホーチミンを訪れる】
ウラジオストク、4月6日-ロシア通信社ノーボスチ

アデン湾で海賊と戦う国際任務へ参加した後にウラジオストクへ向かう途中の太平洋艦隊第7艦艇支隊は、金曜日、業務訪問の為、ベトナムホーチミン港に到着する。
太平洋艦隊公式代理人代表ローマン・マルトフ1等海佐はロシア通信社ノーボスチに伝えた。

大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」給油船「ペチェンガ」海洋救助曳航船MB-37で構成される太平洋艦隊第7艦艇支隊は、(2011年)12月10日にウラジオストクからインド洋へ向かった。
2012年1月中旬以降、同隊は民間船団を先導し、3月26日に任務を完了し、ウラジオストクへ向かった。
北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」は支援船を伴い、太平洋艦隊将兵と交代する。

ウラジオストクへ向かう途中の太平洋艦隊第7艦艇支隊は、4月6日、業務訪問の為、ベトナムサイゴン(ホーチミン)港に到着する。

「6日間に渡るベトナム訪問中、海軍将兵は休養し、英気を養います。
市当局代表や外交団、ベトナム人民軍司令部との会合が行なわれ、ベトナムの同僚とのバレーボール大会が実施されます」

代理人は述べた。

彼は、ロシア海軍将兵がホーチミン州ビンツョン近郊を訪れ、死亡した巡洋艦「ディアナ」ロシア海軍将兵に最高の敬意を表すると付け加えた。
艦艇支隊は、4月20日にウラジオストクへ戻る予定である。

マルトフは、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」が率いるロシア艦艇の海賊対処当直は3ヶ月に渡り、様々な国の商船から成る5つの護送船団の航行の安全を保障した事を想起した。
(2012年4月6日0時53分配信)


記事中に出てくるロシア帝国海軍装甲巡洋艦「ディアナ」は、1901年12月11日に就役しました。
1904年8月10日に黄海で日本艦隊と交戦後、サイゴンへ行き、戦争が終わるまで同地で抑留されました。

終戦後はバルト海へ戻って近代化改装を行ない、機関と兵装を一新して再就役しました。

ロシア革命の際には赤軍側へ加担しました。
いちおうはソ連海軍にも在籍した後、1922年に除籍されました。

サイゴンの装甲巡洋艦「ディアナ」(1905年)
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