ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスエズ運河を通過して地中海へ入った

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年12月18日12時45分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はスエズ運河を通過する】
本日(12月18日)、バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海エリアへ入る為にスエズ運河の通過を始めた。
艦の移動完了後、海軍常設作戦連合艦船部隊の一員へ加わる為、地中海の指定ポイントへ針路を取る。
前日夕方、航海計画に従い、紅海で警備艦はダメージコントロールの艦内演習を実施し、対テロ部隊のメンバーは艦の甲板及び艦内船室でグループ臨検活動へ取り組んだ。
警備艦の機具及び兵装は正常モードで機能している。
船員は、艦の全てのシステムの必要な計画予備保守と、その他の定期点検作業を実施している。
乗組員は健常であり、指示された任務を遂行する準備を整えている。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2014年8月9日にバルト艦隊主要海軍基地バルチースクから出航した。
航海中に同艦は22000海里以上を航行し、地中海のアフリカ沿岸のスペインの飛び地のセウタ港とマルタのヴァレッタ港、パキスタンのカラチ港、インドネシアのジャカルタ港、マレーシアのペナン港、スリランカのコロンボ港、オマーンのサラーラ港を訪問した。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-)]
2014年8月9日にバルチースクを出港した警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(賢公ヤロスラフ)は、地中海を経由してアデン湾へ行き、海賊対処任務遂行後、パキスタン、スリランカ、インドネシア、マレーシアを訪問しました。
11月24日には再びスリランカを訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカのコロンボへ入港した]
11月28日にコロンボを出航し、今度はオマーンへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカを去り、オマーンへ向かった]
12月5日、オマーンのサラーラ港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はオマーンを訪れた]
12月8日、サラーラ港を出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"は地中海へ向かった]
そして12月18日、スエズ運河へ入りました。

地中海で「ヤロスラフ・ムードルイ」はロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)に加わり、暫くは同海域に滞在するようです。
なお、「ヤロスラフ・ムードルイ」に随伴していたバルト艦隊所属の給油船「コラ」は未だインド洋に留まっており、12月19日から23日までスリランカのコロンボ港へ寄港します。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年12月19日12時01分配信
【バルト艦隊の給油船はコロンボ港への寄港を行なった】
同じ12月19日、黒海艦隊の親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」もコロンボ港へ入りました。
[ロシア海軍黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦モスクワは再びスリランカを訪れた]
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