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ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜ゲネラリーシムス・スヴォーロフは起工された

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2014年12月26日17時47分配信
【第6の「ボレイ」級原子力潜水艦は「セヴマシュ」で起工された】
セヴェロドヴィンスク、12月26日-ロシア通信社ノーボスチ

「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)と命名された第6のプロジェクト「ボレイ」原子力水中巡洋艦は、金曜日に「セヴマシュ」で起工された。
ロシア通信社ノーボスチ特派員は現地から伝えた。

第6の「ボレイ」起工式典には、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン海軍総司令官代理ヴィクトール・ブルスク少将が出席した。

現在、海軍の戦闘編制には、3隻のボレイ」級原子力潜水艦が受け入れられている。
「ユーリー・ドルゴルーキー」(北方艦隊)「アレクサンドル・ネフスキー」「ウラジーミル・モノマーフ」(両方とも太平洋艦隊)
更に2隻の水中巡洋艦「クニャージ・オレグ」「クニャージ・ウラジーミル」「セヴマシュ」で建造中である。

2020年までに総計で8隻のプロジェクト「ボレイ」潜水艦の軍備採用が計画されている。
その全長は170メートル、幅13.5メートル、水中排水量は24000トンである。
プロジェクト「ボレイ」艦は、16基の大陸間弾道ミサイルR-30「ブラヴァー-30」を搭載できる。

4隻目の潜水艦(「クニャージ・ウラジーミル」)はプロジェクト955「ボレイ」から変更され、「ボレイ-A」のコード名を与えられている。
「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は、この近代化プロジェクトにより建造される。
プロジェクト「ボレイ-A」潜水艦は、低レベルの物理的フィールド、それに応じた隠密性、より近代的な通信及び検出手段によって特徴づけられる。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

プロジェクト955「ボレイ」級1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

「ボレイ」級2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

「ボレイ」級3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

「ボレイ」級4番艦「クニャージ・ウラジーミル」からは改良型のプロジェクト955A「ボレイ-A」となり、2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

「ボレイ」級5番艦(改「ボレイ」級としては2隻目)「クニャージ・オレグ」は、「海軍の日」当日の2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

これに続く6番艦は、当初は「クニャージ・スヴォーロフ」と命名される筈でした。
[ロシア海軍のボレイ級戦略原潜6番艦クニャージ・スヴォーロフは2014年12月に起工される]

しかし、起工当日の12月26日、艦名は「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」(大元帥スヴォーロフ)に変更されました。




艦名の由来となったアレクサンドル・スヴォーロフは18世紀のロシア帝国の将軍であり、クニャージ(公爵)の称号を授けられ、「大元帥」にまで昇進しています。
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これまでにスヴォーロフ将軍の名前が付けられたロシア/ソ連海軍の艦は2隻有りました。

戦隊装甲艦「クニャージ・スヴォーロフ」
(1904年8月27日就役、1905年5月27日戦没)
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巡洋艦「アレクサンドル・スヴォーロフ」
(1954年2月18日就役、1989年12月15日除籍)
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今回の「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」で3代目になります。
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