ロシア海軍黒海艦隊のカーラ級ミサイル巡洋艦ケルチは解体される

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『タス通信』より
2014年12月30日11時21分配信
【情報筋:秋に火災で焼けた大型対潜艦「ケルチ」は来年に解体される】
モスクワ、12月30日/タス通信

11月初頭に火災で損傷した黒海艦隊大型対潜艦「ケルチ」は処分される。
タス通信は、ロシア造船業界の情報提供者より伝えられた。

以前に報じられたように、火災は、クリミアの工場でメンテナンス中だった「ケルチ」の後部で派生した。

「大型対潜艦ケルチの処分に関する決定は採択されました。
同艦は来年に切断されます」

対談者は話した。

情報提供者は、「ケルチ」の処分をどの企業が行なうのかについては詳細を明かさなかった。
「たぶん、それはクリミア半島の防衛企業の1つで行なわれるでしょう。
第13艦船修理工場では無いことは確かですが」

彼は付け加えた。

対談者は、国防省の決定について説明した:
「当局は、ケルチの修理と近代化を行なう事は非現実的であるとの結論に達しました-それは非常に高く付きます。
そのような資金が有るなら、黒海艦隊の新たな艦の装備プログラムに使う方が宜しいでしょう。
近代化せずにケルチを修理する事は無意味です-艦の兵装は、現代の必要条件を満たしておりません」


大型対潜艦は、名誉ある英雄都市ケルチに因んで命名された。
ソヴィエト海軍の一連の艦の中で、砲撃巡洋艦にも同じ名前が付けられていた。
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「軍が話しているように、ケルチの名前は、黒海艦隊が受領する新たな艦の1隻に受け継がれなければなりません。
艦隊の継続性を維持する為に」

情報提供者は指摘した。

黒海艦隊のベテランである「ケルチ」は、40年前に(海軍の)編制へ加入した。
同艦は、来年からの修理開始が計画されているロケット巡洋艦「モスクワ」に代わる艦隊旗艦になると報じられた。


ロシア黒海艦隊大型対潜艦「ケルチ」(1974年就役)は、この数年間は予備役となっておりましたが、最近、修理が開始されました。
[ロシア黒海艦隊の大型対潜艦ケルチは2015年末までに修理を終える]

その修理作業の最中の2014年11月4日に火災が発生しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型対潜艦ケルチで火災が発生した]

この火災により、機関室付近が燃えてしまいました。
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その後、修理を続けるのか、或いは修理を断念して除籍、解体するのかを決める為、浮きドックへ入渠して損傷個所の調査が行なわれました。
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その結果、機関室付近の損傷が激しく(機関室周辺のケーブル線などは全焼)、修理するのは高く付く事になり、艦齢40年の「ケルチ」には、そこまでする価値は無いという結論に達しました。

ロシア海軍に残された最後の「カーラ」級ミサイル巡洋艦も、2015年には姿を消す事になります・・・

ただ、「ケルチ」の名前は、今後黒海艦隊へ配備される新造艦の何れかに受け継がれる事になるようですが。
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