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空母ヴィクラマーディティヤは消磁作業を行なう

現在、ロシア北西部セヴェロドヴィンスク市セヴマシュ造船所で改装工事が行なわれているインド空母「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、5月末の海洋試験開始に向けて着々と準備を進めています。
[インド空母ヴィクラマーディティヤの出航準備は進められる]

航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(2012年4月5日)
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『中央海軍ポータル(フロートコム)』より。
【航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」は磁場測定を行なう】
2012年4月9日

インド海軍の発注により株式会社「生産連合セヴマシュ」で近代化されるプロジェクト11430航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧ロシア海軍重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」)は、4月7日土曜日、電磁場を測定する為、同社の係留地を去った。
同社報道サービスは、『中央海軍ポータル』特派員に伝えた。

3月下旬、主要動力装置の係留試験の為、同艦の燃料タンクに給油船「ネプトゥーン」から燃料3350トンが注入された。

空母の近代化及び修理の総合予定表に従い、4月7日、「ヴィクラマーディティヤ」は、工場タグボートに曳かれて電磁場および傾斜測定の為、タグボートは、同社水域へ出た。
現在、停泊所の磁力消去コイルステーションにおいては、同艦および同社浮揚施設に毎日労働者および専門調整技術者、海軍の乗組員が派遣され、その総数は1日あたり3400名に達する。
企業の要望による試運転の為、数千名の工場労働者および軍人は、毎日の輸送を経験する。この大規模輸送行動は、1ヶ月に渡り継続される。

輸送船舶係留地において空母および固定移乗用タラップの為に工場が用意する75名の特別係留チームは、24時間体制で当直を勤めている。
タグボートの作業以外にも、策具装置(最大で3000メートルまでの長さ)を用いて磁力消去コイルステーションへの係留が行なわれる。

来たる5月25日に予定される最初の出航の準備は、イーゴリ・リャブコ1等海佐が指揮するロシア空母乗組員により行なわれている。
彼らは、「ヴィクラマーディティヤ」の弟である重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」による大洋航海の経験を経た経験豊富な士官である。
海軍軍人は、艦のデータに関する勉強を続け、積極的に同艦の機器、システム、および艦載複合体の試験に関わっている。
「セヴマシュ」代表は、同社の工場労働者及び請負業者が、合意時期~最も重要な2012年のセヴェロドヴィンスク造船受注所から海洋への最初の出航~を遵守する為に最大限の努力を行なっていると繰り返し述べている。


「セヴマシュ」広報部長アナスタシア・ニキーチンスカヤ
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というわけで、インド空母「ヴィクラマーディティヤ」の試験航海には、ロシア海軍空母「アドミラル・クズネツォフ」乗員(士官)も参加するとの事です。

重航空巡洋艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・クズネツォフ」(2011年11月5日)
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以前の報道によると、「ヴィクラマーディティヤ」の試験航海には、350名のロシア海軍将兵が参加するとの事ですから、これが空母「アドミラル・クズネツォフ」乗員でしょう。
[インド空母「ヴィクラマーディティヤ」の最初の海上公試は2012年5月25日に予定されている]

[空母「ヴィクラマーディティヤ」]
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