fc2ブログ

ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される

15-0114c.jpg
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年1月13日15時28分配信
【コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は2015年にアムール造船工場の艤装場へ移動する】

2015年8月、プロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、コムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場の敷地から離れ、同社の艤装場へ移動する。

同社の発注計画スケジュールによると、2015年夏、同社の曳航浮きドック「ゼーヤ」発注番号2101コムソモリスク・ナ・アムーレからボリショイ・カーメニへの移送ルートを担当する。
この発注番号は、プロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」と一致しており、そしてボリショイ・カーメニにはアムール造船工場の艤装場が在る。

アムール造船工場での一連のコルベットの建造は、サンクトペテルブルクの同僚の作業ペースよりも遥かに遅れている事は注目される。
「ソヴェルシェーンヌイ」の建造は2006年に開始され、航行試験の開始は2013年に予定されていた。
その後、遅延に関する「資金不足と生産計画の誤り」の情報が出てきた。
加えて、作業費用は増加した。
セルゲイ・ショイグ国防相極東を訪問した後、彼の代理ユーリー・ボリソフは、コルベットの価格の増額の再検討を表明した。
同時に、2006年にサンクトペテルブルクセーヴェルナヤ・ヴェルフィで起工されたコルベット「ストイーキー」は、昨年(2014年)に航行試験を完了し、海軍へ受領された。

合計で4隻のプロジェクト20380コルベットが海軍に在る:「ステレグーシチー」(2008年に海軍へ引き渡し)、「ソーブラジテルヌイ」(2011年)、「ボイキー」(2013年)、「ストイーキー」(2014年)
これらは全てセーヴェルナヤ・ヴェルフィで建造され、バルト艦隊の編制へ加わっている。

現在、サンクトペテルブルクの企業では、近代化されたプロジェクト20385コルベットの建造が行なわれている。
コムソモリスク・ナ・アムーレ公開株式会社「アムール造船工場」では、太平洋艦隊の需要の為の艦が建造されている。
現在、極東の造船所は、2隻のプロジェクト20380コルベットの作業を行なっている:「ソヴェルシェーンヌイ」「グロームキー」

同シリーズの次の艦「リェーズヴイ」の起工日は未だ不明だが、(2014年)12月、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは、同社へ4隻のコルベット建造の為の発注が提供されると述べた。

プロジェクト20380コルベットは排水量2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自立航行距離4000海里である。

コムソモリスク・ナ・アムーレ公開株式会社「アムール造船工場」は、極東で最大の造船所である。
同社は1936年から操業している。
工場の歴史において、原子力潜水艦を含む計270隻の艦船が建造された。


ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しています。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]

その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]

その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方ボリショイ・カーメニまで移送されるとの事です。
15-0114b.jpg
関連記事
スポンサーサイト