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ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年1月14日13時03分配信
【原子力巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の為の兵装の購入が始まる】

セヴマシュは重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化の為の兵装及び電波電子コンポーネントの購入を始めた。
公式文書により、同艦へ設置される特定の機雷-魚雷兵装及び対空防衛手段の形式が知られるようになった。


同艦の対空防衛は、高射ミサイル複合体S-300FMにより実行される。
製品3M-48の購入に関する情報は、「セヴマシュ」の文書に記載されている。
海軍のミサイル-砲兵装管理インデックスによると、それはS-300に相当する。

同様の複合体の48基のミサイルは、同型プロジェクト艦-重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」で使用されている。
この対空防衛システムは、様々な空中攻撃手段による大規模な攻撃:超低高度における機動、飛翔を含めた航空機、有翼ミサイルからの艦或いは艦の構造物を防衛する為に意図されている。
S-300は、最大距離150kmの目標への発射と、同時に高度10メートルを飛翔する6個の目標への対処が可能である。
今後数年間で近代化される他の艦が、次の世代の対空防衛兵装の設置が想定されてる事は注目される。
ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、ソチ訪問中、親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」にはS-400システムが設置されると述べた。

同じ購入計画からのデータによると、「アドミラル・ナヒーモフ」の近接ゾーンでの対空防衛は、高射ミサイル-砲複合体「コールチク-M」により提供される。
この種の兵器は、高精度ミサイル兵器、航空機、ヘリコプター、更には小型の海上及び地上目標に対する防衛を保障する。
「コールチク-M」の秀でた特徴は、目標の探知から破壊までの完全に自動化した動作にある。
高等な単一目標を破壊する為の射撃は、3つの防御兵器により保障される。
それは2つの高射ミサイルと、1つの30mm6銃身機関銃による射撃である。
同型の高射ミサイル-砲複合体は、同型の重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」警備艦プロジェクト11540、プロジェクト20380コルベット、プロジェクト11356フリゲートに設置されている。
しかし、最新のプロジェクト22350フリゲートは、近接ゾーン対空防衛の為に他の高射ミサイル-砲複合体-「パラシ」を使用する。

「アドミラル・ナヒーモフ」機雷-魚雷兵装に関する情報も載せられている。
それは、艦の近接ゾーンで潜水艦を撃破し、更には攻撃魚雷の破壊の為に意図されている対潜複合体「パケート」が提示される。

また、『中央海軍ポータル』防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた所によれば、艦の航空隊の定数編制は、変更無く維持される計画である。
「ナヒーモフ」の甲板には、3機のヘリコプターが配置されている。
同様の機数は「ピョートル・ヴェリキー」の艦上にも在る。

重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、1999年8月から修理に置かれている事が想い起される。
2008年9月、巡洋艦の艦上の使用済み核燃料の撤去が実施された。
2013年6月13日、「セヴマシュ」は艦の修理及び近代化の為の契約をロシア連邦国防省と締結した。
2014年10月24日、巡洋艦は同社のドックへ入った。
海軍の戦闘編制への同艦の復帰は2018年に予定されている。

「セヴマシュ」総取締役代理セルゲイ・マリチェフによると、この時点で、同艦は海軍で最も近代的な重原子力ロケット巡洋艦とならなければならない。
計画された最新兵器、過去に試験を経た兵器の設置は、専門技術者により注意深く行なわれる。

同プロジェクト巡洋艦を開発した「北方計画設計局」総取締役ウラジーミル・スピリドプロによると、「セヴマシュ」で近代化された「アドミラル・ナヒーモフ」は、ロシア海軍で最も重武装の艦-巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」よりも強力になる。

海軍総司令官ヴィクトール・チルコフの表明によると、将来的に「ナヒーモフ」は80基までのミサイル兵装を艦上に搭載できるようになる。

「アドミラル・ナヒーモフ」プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦である。
同艦は「カリーニン」の名で1983年5月17日にバルト工場で起工され、1986年4月25日に進水した。
1988年12月30日、(海軍の)編制へ加わった。
1992年以降は「アドミラル・ナヒーモフ」と呼ばれている。
艦の基準排水量は24300トン、満載で26190トン。
全長285メートル、幅28.5メートル、吃水9.1メートル。
核動力装置は14万馬力の出力を有する。
艦の速力は32ノット、乗組員は727名である。


『bmpd』より
2014年1月6日0時42分配信
【重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」近代化の為の調達】
「アドミラル・ナヒーモフ」近代化の為に調達される各種兵器・機器類のリストです。


今回の記事では触れられていませんが、近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」には、「グラニート」有翼ミサイルに代わり、3S-14汎用ミサイル垂直発射機が装備されます。
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[汎用ミサイル垂直発射機3S-14UKSK]
つまり、近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」は、有翼ミサイル「オーニクス」「カリブル」を搭載する事になります。

対空ミサイルに関しては、以前には新世代の高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」が搭載されると言われておりましたが、結局、4番艦「ピョートル・ヴェリキー」と同じ「フォルト-M」(S-300FM)を搭載する事になりました。
「ピョートル・ヴェリキー」に搭載されている「フォルト-M」は弾道ミサイル迎撃能力を有しています。
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[広域防空システムS-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]

近接防御システム(CIWS)は、「コールチク-M」(CADS-N-1)となりました。
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これは、以前に「アドミラル・ナヒーモフ」が搭載していた「コールチク」の改良型になります。

対潜複合体「パケート」は、新世代コルベット・プロジェクト20380新世代フリゲート・プロジェクト22350にも搭載されています。
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この他、今回の記事では触れられていませんが、砲射撃管制用レーダーとして5P-10「プーマ」を搭載します。
つまり、砲はA-190-01 100mm砲「ウニヴェルサール」か、A-192M 130mm砲「アルマート」になるという事です。

A-192M 130mm砲「アルマート」
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近代化される「アドミラル・ナヒーモフ」は、インドへ売却された空母「ヴィクラマーディティヤ」にも装備されている大型3次元レーダーMR-650「ポドベレゾヴィク」や、戦闘情報管理システム「シグマ-11442M」を新たに装備します。
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