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最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される

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『タス通信』より
2015年1月18日13時50分配信
【ロシア連邦海軍総司令官:フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は2015年11月に海軍の一員として加わる】
サンクトペテルブルク、1月18日/タス通信特派員イワン・スキルタチ

プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、試験完了後、2015年11月に海軍の戦闘編制へ加入する。
日曜日、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフサンクトペテルブルクでこう述べた。

「試験の第1段階は昨年に終了しており、現在、私共は、第2段階を準備しております。
(今年)11月には、アドミラル・ゴルシコフは海軍の一員として受け入れられるでしょう」

彼は話した。

「アドミラル・ゴルシコフ」は2014年11月に試験の為、初めて出航した。

以前、ロシア防衛産業企業体の情報提供者がタス通信へ伝えた所によると、フリゲートは2015年初頭には試験運用の為に受領されるかもしれなかった。

艦は2006年初頭に起工され、2010年秋に進水した。
フリゲートは、4500トンの排水量を有し、29ノットの速力を発揮できる。
その主な兵装は、16基のミサイル「オーニクス」或いは「カリブル」、更には高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。


[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。

2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]

しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]

130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]

その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]

11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]

同日、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]

11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]


その後、試験は一旦中断し、2015年1月上旬から再開されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新年休暇の後に洋上試験を再開する]

現在はサンクトペテルブルクへ戻っており、1月下旬から工場航行試験の「次の段階」へ進みます。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年1月下旬から洋上試験の次の段階へ進む]


以前、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「アドミラル・ゴルシコフ」が2015年にロシア海軍へ引き渡されると述べています。
[新世代フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年にロシア海軍へ引き渡される]

そして今回、チルコフ提督は、「アドミラル・ゴルシコフ」が今年11月に海軍へ引き渡されると述べ、具体的な時期を明らかにしました。
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