大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはソマリア沖への航海を続ける

4月6日、北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」はソマリア海賊対処任務に就くため、アデン湾へ向けて出港しました。
[北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ-アドミラル・クラコフはアデン湾へ向かった]
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
ロシア連邦軍西方軍管区(北方艦隊)発表。
2012年4月10日13時55分配信
【大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」はアデン湾への航海を続ける】

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」北東大西洋エリアの嵐を通り抜け、現在、ノルウェー海南部へ移動している。

これまでの航海で北方艦隊乗組員は、職業海軍軍人としての職務と技量を向上させ続ける。

例えば、最近に実施された艦上対潜防衛訓練では、乗組員はヘリコプターKa-27搭乗員と連携し、大型対潜艦の移動コースに沿って飛行当直を実施した。

続く戦闘訓練では、海軍歩兵部隊が海賊対処任務遂行の一環として容疑船の臨検を行なった。

海軍歩兵は破壊工作から艦を防衛する定期的な訓練~点検、行動、実弾射撃~を実施する。

大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを4月6日に去った。
現在までに1200海里以上を航行している。

北方艦隊大型対潜艦の乗組員は、初めてアデン湾エリアにおける民間船保護任務を遂行する。
以前、世界の大洋の同海域において、北方艦隊の他の艦艇は、商船団の先導を成功裏に実施した。
それは、重原子力ミサイル巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」大型対潜艦「セヴェロモルスク」「アドミラル・チャバネンコ」「アドミラル・レフチェンコ」が含まれる。
北方艦隊将兵は、合計で30以上の国際船団を先導し、100隻以上のロシアおよび外国船を護衛し、紅海及びインド洋海域で海賊に襲撃された貨物船「オーシャン·ダイヤモンド」およびタンカー「ユナイテッドエンブレム」の乗っ取りを防いだ。


大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」は1982年に就役しましたが、1991年以降は活動を停止し、クロンシュタットに係留されたまま放置状態でした。
[ウダロイ級2番艦ヴィツェ・アドミラル・クラコフ]
[大型対潜艦「クラコフ海軍中将」就役28周年]

しかし、2002年以降にサンクトペテルブルクで修理が開始され、2010年に現役復帰しました。
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2011年8月には攻撃ヘリコプターKa-52の発着試験を行ないました。
[攻撃ヘリKa-52、大型対潜艦「海軍中将クラコフ」で発着試験(2011年8月31日)]

「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、ロシア海軍で初めて契約軍人(志願兵)のみで構成されています。
[北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ-アドミラル・クラコフ」乗員は、契約軍人だけで構成される]

3月1日にはバレンツ海で対潜戦闘訓練を行なっています。
[北方艦隊の大型対潜艦はバレンツ海での戦闘訓練を終えた]

なお、記事中において原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」の名前が出てきますが、正確には、同艦は海賊対処任務の為にアデン湾へ派遣されたわけではなく、2008年秋からの半年に渡る遠距離航海の一環として2009年初頭にインド西岸を訪問し、その帰りにアデン湾を通過する途中、ソコトラ島沖でソマリア海賊と遭遇し、これを拘留したものです。
[ロシア海軍原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」、3隻の海賊船を拘留]

[ロシア艦隊の大西洋・カリブ海遠征]
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