ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"乗組員はバルト海での訓練を開始した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年1月22日10時14分配信
【太平洋艦隊向けに建造中のコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員は海軍合同訓練センターでの訓練を開始した】
現在、アムール造船工場で太平洋艦隊向けに建造されているプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の為の乗組員は、今年1月中旬にカムチャツカで形成され、海軍合同訓練センターでの訓練の為、サンクトペテルブルクへ派遣された。
極東での2ヶ月間に渡る訓練の後、1月20日、太平洋艦隊の最初のコルベットの為の100名以上の乗組員は、バルト艦隊の同型艦での訓練を開始した。
訓練完了後、乗組員はアムール造船工場の艤装台で新たな艦の受け入れを始める。
「ソヴェルシェーンヌイ」の建造は2006年に始まリ、第2のコルベット「グロームキー」の起工式典は2012年4月に開催された。
プロジェクト20380コルベットは近海ゾーンでの行動、水上艦及び潜水艦、空中攻撃手段への対処、海洋揚陸部隊の砲撃支援の為に意図されている。
コルベットの船体には、根本的に新たな建造方法が用いられた。
艦尾には、このような排水量の国内艦としては初めてヘリコプターの為の格納庫と離着艦場が配置されている。
主要兵装は対艦ミサイル複合体「ウラン」である。
同プロジェクト艦は、カムチャツカ及び沿海地方の連合部隊の一員として加わる。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」は、2006年6月30日にコムソモリスク・ナ・アムーレのアムール造船工場で起工されましたが、建造工事は大幅に遅延しています。
[ロシア太平洋艦隊の為の新型コルベットの建造は遅延する]
その主な原因は、コルベットの建造価格に関するロシア国防省と造船所の対立に有ったのですが、2014年4月、国防省は造船所側の要求を受け入れ、建造費用の増額に同意しました。
[ロシア太平洋艦隊向けの新型コルベットの建造費用は130億ルーブルに増額された]
その後、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」の建造工事は進み、今年8月には艤装工事の為、コムソモリスク・ナ・アムーレから沿海地方のボリショイ・カーメニまで移送されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊向けの新型コルベット"ソヴェルシェーンヌイ"は艤装工事の為、2015年8月に沿海地方へ回航される]
そして2015年1月20日、「ソヴェルシェーンヌイ」乗組員はバルト海へ行き、バルト艦隊のプロジェクト20380コルベットでの訓練を開始しました。
プロジェクト20380コルベットは、太平洋艦隊向けに4隻が建造される予定です。
[極東でロシア海軍太平洋艦隊の為のコルベット4隻が建造される]
プロジェクト20380はカムチャツカと沿海地方へ配備されますが、カムチャツカ方面から乗組員が集められた「ソヴェルシェーンヌイ」は、おそらくペトロパヴロフスキー・カムチャツキーへ配備されることになるでしょう。
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