ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年1月27日9時55分配信
【北方艦隊:大型対潜艦「セヴェロモルスク」は地中海へ入った】
モスクワ、1月27日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」と中型海洋給油船「ドゥブナ」は火曜日未明にスエズ運河から地中海エリアへ入った。
北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は記者団へ伝えた。
「本日未明、(北方艦隊の)大型対潜艦セヴェロモルスクと中型海洋給油船ドゥブナはスエズ運河の移動を完了し、地中海エリアへ入りました」
セルガは伝えた。
彼は、「セヴェロモルスク」は2014年12月23日から紅海及びアラビア海へ滞在し、この海域とアデン湾海域、更にはアフリカの角の海岸に沿って民間船舶航行の安全保障任務を遂行した事を指摘した。
「近い内に、北方艦隊の大型対潜艦は、地中海で常時活動するロシア海軍グループの一員として加わります」
セルガは話した。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を出た2014年11月20日に始まった。
「この間に船員は約10000海里を航行し、この距離の一部は嵐の海という条件下でした。
サラーラ港(オマーン)への業務寄港中に艦は必要な基準の物資を補充し、地元の観光名所を訪れました」
セルガは伝えた。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
その後、オマーンのサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」と会合しました。
「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]
そして1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入りました。
今後、大型対潜艦「セヴェロモルスク」はロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加します。
2013年以降、アデン湾で海賊対処任務を遂行した艦が地中海へ戻り、地中海作戦連合部隊の一員として暫く活動するというパターンが定着しつつあります。
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