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ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2018-2021年に近代化改装される

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『軍事産業メッセンジャー』より
2015年1月27日
【巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は2021年に近代化される】

重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、同タイプの「アドミラル・ナヒーモフ」(プロジェクト1144)の作業が完了した後、2018年から2021年までに修理と高度な近代化を実施する。
タス通信は海軍総司令部の情報提供者の発言を引用して報じた。


「同艦の修理と近代化は2021年の終了が予定されております。
従いまして、2021年には、海軍は、その戦闘効率が2倍半に増加した2隻の事実上新しい原子力巡洋艦を有しているでしょう」

対談者は話した。

彼は、両方の艦が北方艦隊に留まると説明した-彼等は、北極圏統合戦略司令部の一員として加わる。

「アドミラル・ナヒーモフ」「ピョートル・ヴェリキー」に関する作業は、サンクトペテルブルク北方計画設計局の設計下での新たな生産協同になると対談者は話した。

彼によると、巡洋艦の兵装、電波電子機器、居住システム、内部構造、配管、付属部品は交換される。
同艦の原子炉は変更されないが、動作保障システムは、おそらくは交換される事になると情報提供者は確言した。

第3のプロジェクト1144-「アドミラル・ラーザレフ」の運命に関しては、対談者によると、未だ不明である。
「近代化されるのか、或いは解体されるのかどうかについての決定は、未だ下されておりません。
そして、シリーズのトップ艦アドミラル・ウシャコーフも」

彼は話した。

「アドミラル・ラーザレフ」を保持する事が決まった場合には、近代化された後、太平洋艦隊へ行く事になる。
情報提供者は指摘した。


現在、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、セヴェロドヴィンスクで大規模な近代化改装が行なわれています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する]

「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化完了後、続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装完了後、同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装が始まる]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化を行なっている企業協同は、そのまま同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化も担当する]
[セヴェロドヴィンスク造船所のトップは語る]

今回の記事によると、その時期は2018年から2021年までとの事です。

なお、他の同型艦-「アドミラル・ラーザレフ」に関しては、近代化改装するのか、或いは除籍・解体するのかについての正式な決定は未だ下されていないとの事です。

「アドミラル・ラーザレフ」は、2014年に浮きドックで修理されています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ラーザレフは浮きドックで修理された]
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