ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはシリアのタルトゥースへの寄港を終えた

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2015年1月29日12時31分配信
【バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はシリアのタルトゥース港を去った】
バルト艦隊の警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」はシリアのタルトゥース港を出航し、地中海の指定海域へ針路を取った。
タルトゥースへの寄港中にロシア人船員は必要な艦の物資を補充し、当直及び見張りに就いていない一部の乗組員は沿岸を訪れた。
警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」は、2014年8月9日にバルト艦隊主要海軍基地バルチースクから出航した。
航海中に同艦は23000海里以上を航行し、地中海のアフリカ沿岸のスペインの飛び地のセウタ港とマルタのヴァレッタ港、パキスタンのカラチ港、インドネシアのジャカルタ港、マレーシアのペナン港、スリランカのコロンボ港、オマーンのサラーラ港を訪問した。
艦の航海の主要任務の1つは、世界の大洋における聖アンドレイ旗のデモンストレーションと、更には、ロシア連邦の海洋船舶航行及びその他の海洋経済活動の安全保障にある。
[警備艦ヤロスラフ・ムードルイ遠距離航海(2014年8月-)]
2014年8月9日にバルチースクを出港した警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」(賢公ヤロスラフ)は、地中海を経由してアデン湾へ行き、海賊対処任務遂行後、パキスタン、スリランカ、インドネシア、マレーシアを訪問しました。
11月24日には再びスリランカを訪れました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカのコロンボへ入港した]
11月28日にコロンボを出航し、今度はオマーンへ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスリランカを去り、オマーンへ向かった]
12月5日、オマーンのサラーラ港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はオマーンを訪れた]
12月8日、サラーラ港を出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"は地中海へ向かった]
12月18日、スエズ運河へ入りました。
[ロシア海軍バルト艦隊のフリゲート"ヤロスラフ・ムードルイ"はスエズ運河を通過して地中海へ入った]
その後、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)に加わりました。
12月29日、地中海東部のキプロス島のリマソール港へ入港しました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイはキプロスを訪れた]
12月30日にはリマソールを出港し、「ヤロスラフ・ムードルイ」は、地中海東部で新年(2015年)を迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で新年を迎えた]
その後の動向は公表されていませんでしたが、今回、バルト艦隊広報サービスより、シリアのタルトゥースへ寄港していた事が明らかにされました。

タルトゥースを出た「ヤロスラフ・ムードルイ」は、暫くの間は地中海東部に留まるようです。
現在、地中海東部には北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」も滞在しています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]
「ヤロスラフ・ムードルイ」も「セヴェロモルスク」も、アデン湾で海賊対処任務を遂行した後に地中海へ戻り、地中海作戦連合部隊の一員として活動しています。
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