ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは近代化改装により新型ミサイル兵装を受け取る

『軍需工業』より
2015年1月30日配信
【原子力巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は新たなミサイルを受け取る】
重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」は、2018年から2021年までに修理と高度な近代化を実施する。
タス通信はロシア海軍総司令部の情報提供者の発言を引用して報じた。
北方艦隊旗艦は、同型艦「アドミラル・ナヒーモフ」の作業が完了した後、「セヴマシュ」へ入る。
両方の巡洋艦は、新たな電波電子機器、通信機器、居住システム及び兵装を受け取る。
「ピョートル・ヴェリキー」の主要打撃兵装は、ミサイル複合体「オーニクス」及び「カリブル」となる。
有翼ミサイルは、地上の目標へ決定的に高い精度で命中させる事を可能とする。
対空防衛システムも更新される-その筆頭は、新たな高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。
「ピョートル・ヴェリキー」の近代化は2021年の完了が計画されている。
「アドミラル・ナヒーモフ」も、北方艦隊に留まる。
従って海軍は、その戦闘効率が2倍半に増加した2隻の事実上新しい巡洋艦を受領する。
艦は、北極圏統合戦略司令部の一員として加わる。
軍は伝えた。
第3の「オルラーン」プロジェクト巡洋艦「アドミラル・ラーザレフ」の運命は、未だ不明である。
同艦は解体されるか、或いは近代化される。
(近代化された場合には)太平洋艦隊での勤務に就く事になる。
現在、プロジェクト11442重原子力ロケット巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」は、セヴェロドヴィンスクで大規模な近代化改装が行なわれています。
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装の為の新たな兵器調達]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装は2019年に完了する]
「アドミラル・ナヒーモフ」の近代化完了後、続いて同型艦「ピョートル・ヴェリキー」も近代化改装されます。
[重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化改装完了後、同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化改装が始まる]
[ロシア海軍の重原子力ロケット巡洋艦アドミラル・ナヒーモフの近代化を行なっている企業協同は、そのまま同型艦ピョートル・ヴェリキーの近代化も担当する]
[セヴェロドヴィンスク造船所のトップは語る]
「ピョートル・ヴェリキー」は、2018年から2021年に掛けてセヴェロドヴィンスクで大規模な近代化改装が行なわれます。
[ロシア海軍北方艦隊の重原子力ロケット巡洋艦ピョートル・ヴェリキーは2018-2021年に近代化改装される]
今回の記事によると、近代化される「ピョートル・ヴェリキー」には、現用の有翼ミサイル「グラニート」に代わり、「オーニクス」と「カリブル」を発射できる汎用ミサイル垂直発射機が装備されることになるようです。
(「アドミラル・ナヒーモフ」も汎用ミサイル垂直発射機へ換装)
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]
[汎用ミサイル垂直発射機3R-14UKSK]
[新世代超音速対艦ミサイル「オーニクス」(ヤーホント)]
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]
更には、艦対空ミサイルも、現用の「フォルト-M」から新型の「ポリメント-リドゥート」に換装されるとの事です。
(「アドミラル・ナヒーモフ」は「フォルト-M」へ換装)
[広域防空システムS-300F「フォルト」/S-300FM「フォルト-M」]
[原子力巡洋艦ピョートル・ヴェリキーはロシアの対弾道ミサイル防衛の一翼を担う]
[新世代の艦対空ミサイルシステム3K96「リドゥート」]
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