ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはベトナムへ行く

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年2月3日12時36分配信
【「アドミラル・パンテレーエフ」は、それにも関わらずベトナムへ向かった】
火曜日・2月3日5時頃(モスクワ時間)、プロジェクト1155大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、次なる航海へと向かった。
『中央海軍ポータル』は、(アドミラル・パンテレーエフの)司令部要員の親類より伝えられた。
これは、『中央海軍ポータル』が司令部要員の親類より伝えられた。
予備データによると、2月14日に同艦はベトナムへ到着しなければならない。
対談者の1人が『中央海軍ポータル』へ指摘したように、3日前、「アドミラル・パンテレーエフ」はウラジオストクから出て閉鎖行政区域フォーキノへ行き、同じ名前の太平洋艦隊海軍基地に位置していた。

そして、そこ(フォーキノ)から同艦は戦闘勤務へと向かった。
太平洋艦隊公式代理人ローマン・マルトフは、火曜日・2月3日午前に『中央海軍ポータル』特派員との会話で、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、航海へは未だ向かっていないと表明した。
[『中央海軍ポータル』参考資料]
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、1987年にカリーニングラードの造船工場「ヤンターリ」で起工され、1988年に進水した。
1992年5月1日、艦隊の一員となった。
艦の速力-29.5ノット、乗員-293名、満載排水量-7480トン。
艦の兵装は、8基のロケット-魚雷「ラストルブ」、8基の高射ミサイル複合体「キンジャール」発射装置(ミサイル64発)、533mm魚雷、砲塔AK-100及びAK-630M、ロケット爆雷装置RBU-6000。
艦上には2機のヘリコプターKa-27が配置されている。
2009年、大型対潜艦は、アデン湾での対海賊当直の為の航海を行なった。
2011年8月から2012年2月、太平洋艦隊将兵は、アデン湾海域で海賊と戦う為、ソマリア沿岸への遠距離航海を行なった。
2012年6月13日から9月3日には、給油船「ボリス・ブートマ」と大洋救助船「フォーチィ・クリロフ」を伴い、セルゲイ・ソボカリ1等海佐指揮下で、ハワイ諸島海域での大規模国際演習「リムパック-2012」への参加の枠組において遠距離航海任務を遂行した。
2014年5月には、艦船グループの一員として、南シナ海の演習「海洋協同-2014」の活動段階へ中国海軍と合同で参加した。
2014年10月には日本海軍との合同演習に参加した。
[ウダロイ級12番艦アドミラル・パンテレーエフ]
記事中でも触れられていますが、今回、ロシア太平洋艦隊広報部は、「アドミラル・パンテレーエフ」の出航については今の所公表していません。
この情報も、「アドミラル・パンテレーエフ」の幹部の親類から出てきたものです。
しかも、「アドミラル・パンテレーエフ」は、外国人も出入りできるウラジオストクからでは無く、外国人は入れないフォーキノから出航しています。
ただ、ベトナムへ向かうのであれば、対馬海峡(或いは、遠回りになるが津軽海峡)を通過しなければならず、この時点で日本海上自衛隊に視認されるでしょうから、その行動を秘匿する事は出来ないはずですが・・・
記事後半では「アドミラル・パンテレーエフ」の近年の主な行動について触れられていますが、この他、2013年には地中海へ派遣されています。
[ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~12月)]
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