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セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍新世代原子力潜水艦のメンテナンスを行なう

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公開株式会社「生産合同・北方機械製造組合(セヴマシュ)」公式サイトより
2015年2月6日配信
【セヴマシュは原子力潜水艦の維持サービスを行なう】

2014年12月25日のロシア連邦政府令は、「セヴマシュ」を最新原子力潜水艦プロジェクト「ボレイ」の維持サービス作業の唯一の実行者であると認めた。

ここでは、過去3年間に当社が建造した水中ロケット艦について話している。
この間、セヴェロドヴィンスク造船所は、海軍へ3隻の原子力潜水艦プロジェクト「ボレイ」を引き渡した:
「ユーリー・ドルゴルーキー」(2012年12月30日に受領証書へ署名、2013年1月10日に聖アンドレイ旗掲揚)
「アレクサンドル・ネフスキー」(2013年12月23日に聖アンドレイ旗掲揚)
「ウラジーミル・モノマーフ」(2014年12月19日に聖アンドレイ旗掲揚)

以前、原子力潜水艦「ユーリー・ドルゴルーキー」「アレクサンドル・ネフスキー」の維持サービスは艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」が行なっていた。
セヴマシュの潜水艦維持・保証サービス部長セルゲイ・ヴォロンコが説明したように、現在、ロシア連邦国防省国家防衛発注保障局が用意したロシア連邦国防省との契約締結の軍事管理文書は承認されている。
契約は3年間に渡る。

加えて、最近、ロシア連邦国防省原子力潜水艦プロジェクト「ヤーセン」の維持サービスの為の追加契約が締結された。
当社は多目的原子力潜水艦のトップ「セヴェロドヴィンスク」を建造し、2014年6月17日に海軍へ引き渡した事が想い起される。
更に3年間に渡る契約が2014年7月に締結された。

「原子力潜水艦の維持サービスは、下請け業者である工業企業の代表者の参加を得てセヴマシュの専門技術者により行なわれます。
これらのプロジェクト艦の設計及び技術的特徴に関する我が造船所の優れた知識と高い技能は、高品質の技術的管理下で維持サービス作業を短期間で実行する事を可能とします」
セルゲイ・アナトリエヴィチ(ヴォロンコ)
は指摘した。


[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]

[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
[新世代多用途原潜ヤーセン級]

プロジェクト955原子力戦略用途水中巡洋艦「ボレイ」1番艦K-535「ユーリー・ドルゴルーキー」は、1996年11月2日に起工、2007年4月15日に進水、2012年12月29日に竣工、2013年1月10日に就役し、北方艦隊第31潜水艦師団に編入されました。
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーはロシア海軍へ就役した]
[新世代戦略原潜ユーリー・ドルゴルーキーは北方艦隊第31潜水艦師団へ編入された]

2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]

プロジェクト885原子力水中巡洋艦「ヤーセン」の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は、1993年12月21日に「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水、2013年12月30日に竣工、2014年6月17日に就役し、北方艦隊第11対空母原潜師団へ編入されました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]

これまでの慣習では、一旦就役した原子力潜水艦のメンテナンスは、建造した造船所では無く、艦の修理などを専門とする艦船修理工場で行なわれておりました。
例えば、「セヴマシュ」と同じセヴェロドヴィンスクに在る艦船修理センター「ズヴェズドーチカ」とか。
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しかし、これらの新世代(第4世代)原子力潜水艦のメンテナンスは、建造元である「セヴマシュ」が行なう事になりました。
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