ロシア海軍3艦隊の軍艦は地中海東部で砲撃訓練を行なった
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月16日11時53分配信
【ロシア艦は地中海で射撃を実施した】
モスクワ、2月16日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア戦闘艦は月曜日に地中海で海洋及び空中目標への砲射撃を実施した。
ロシア連邦黒海艦隊広報サービスは発表した。
「地中海のロシア海軍常設連合部隊の一員に属している黒海艦隊の警備艦ラードヌイと大型揚陸艦ヤマルは、海洋及び空中目標への砲射撃を実施しました。
砲撃は、地中海東部の位置で北方艦隊の救助曳船SB-406乗組員により備えられた標的に対して行なわれ、更に、艦隊間連合部隊旗艦の北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスク、バルト艦隊の大型揚陸艦アレクサンドル・シャバリンも実施しました」
声明では、こう述べられた。

ロシア黒海艦隊の警備艦「ラードヌイ」(プロジェクト1135、クリヴァクI級)は、2015年2月6日にセヴァストーポリを出航し、地中海へ向かいました。
[ロシア海軍黒海艦隊のクリヴァクI級フリゲート"ラードヌイ"は地中海へ向かった]
「ラードヌイ」の他に、同じ黒海艦隊の大型揚陸艦「サラトフ」と「ヤマル」も2月中旬に地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)へ加わりました。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊へ黒海艦隊の軍艦3隻が加わった]
現在、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦は、北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」(2014年11月20日出港、アデン湾で海賊対処任務遂行後に地中海入り)が務めています。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]
記事中に登場するバルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は、2014年10月22日にバルチースクを出港し、11月中旬以降、地中海に滞在しています。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2014年11月13日16時03分配信
【バルト艦隊の大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は地中海のロシア海軍作戦連合艦船部隊へ加わった】
「アレクサンドル・シャバリン」は2015年の元旦も地中海で迎えました。
[ロシア海軍バルト艦隊の警備艦ヤロスラフ・ムードルイは地中海で新年を迎えた]
そして2月16日、警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)、大型揚陸艦「ヤマル」(黒海艦隊)、大型対潜艦「セヴェロモルスク」(北方艦隊)、大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)は地中海東部で合同砲撃訓練を実施しました。
砲撃用の標的は、北方艦隊の救助曳船SB-406が曳航したようです。
今回の演習は小規模ですが、2013年1月下旬には、ロシア海軍3艦隊(北方艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の艦船が地中海東部と黒海に跨る大規模演習を実施しています。
[ロシア海軍3艦隊合同演習(2013年1月下旬)]
黒海艦隊の工作船PM-138は、2015年1月中旬以降、シリアのタルトゥースに駐留し、地中海で行動するロシア海軍艦船の修理やメンテナンスを行なっています。
[ロシア海軍黒海艦隊の工作船PM-138はシリアへ行く]
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