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ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月16日13時29分配信
【ロシア海軍の艦船は地中海で海上戦闘を行なう為の演習を実施した】
モスクワ、2月16日-ロシア通信社ノーボスチ

大型対潜艦「セヴェロモルスク」警備艦「ラードヌイ」の乗組員は、地中海で通常兵器の模擬使用による海上戦闘へ合同で取り組んだ。
月曜日、北方艦隊広報サービス部長ワジム・セルガ1等海佐は発表した。

これに先立ち、月曜日に地中海ロシア連邦海軍の艦が射撃を実施した事が知られたが、その詳細は明らかにされなかった。

ロシア海軍の艦の乗組員が遠距離航海において果たすべき主要課題の1つは、協同行動の要素への取り組みである。
合同活動中にロシア艦の乗組員は、管理及び通信システムの機能を確認し、更には実地経験を交換する。

「本日、北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクと黒海艦隊の警備艦ラードヌイは、船団の組織的防衛及び通常兵器の模擬使用による海上戦闘へ取り組む演習を実施しました」
セルガ
は話した。

乗組員は更に、対艦ミサイルを回避する目的でパッシブ妨害電波電子戦闘複合体の設定任務へ取り組んだ。

大型対潜艦「セヴェロモルスク」の遠距離航海は、北方艦隊主要基地セヴェロモルスク市を出た2014年11月20日に始まった。
この間に船員は11000海里以上を航行し、この距離の一部は嵐の海という条件下だった。
同艦の乗組員は、紅海アデン湾で民間船舶航行の安全保障任務を遂行し、更にはサラーラ港(オマーン)への業務寄港を行なった。


[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。

その後、オマーンサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊護衛艦「はるさめ」と会合しました。

「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]

2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]

1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]

大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、現在、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦を務めています。

その「セヴェロモルスク」ですが、2月16日に黒海艦隊警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。

同じ2月16日、ロシア黒海艦隊広報部は、黒海艦隊、北方艦隊、バルト艦隊の軍艦が合同で砲撃訓練を行なったと発表しています。
[ロシア海軍3艦隊の軍艦は地中海東部で砲撃訓練を行なった]

この砲撃訓練の他に、「セヴェロモルスク」「ラードヌイ」による合同船団護衛訓練などが実施されたようです。

先の黒海艦隊広報部発表では、黒海艦隊の艦(ラードヌイ)がメインになっておりますが、北方艦隊広報部発表は、北方艦隊の艦(セヴェロモルスク)がメインになっています。
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