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セヴェロドヴィンスク造船所はロシア海軍の為の原潜を8隻建造している

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月17日10時18分配信
【「セヴマシュ」はロシア(連邦)の歴史上初めて同時に4隻の原子力潜水艦を建造している】
セヴェロドヴィンスク、2月17日-ロシア通信社ノーボスチ

セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」の船台では、ロシア現代史上初めて複数の原子力潜水艦の作成に関する作業が同時に進められている。
同社広報サービスは発表した。

昨年(2014年)、同社は海軍へ2隻の原子力ロケット艦プロジェクト「ヤーセン」及び「ボレイ」-「セヴェロドヴィンスク」「ウラジーミル・モノマーフ」を引き渡した。

「セヴマシュにとって2014年は良好な結果で終わりました。
(2014年の)国家防衛発注の計画量が完全に履行されたのです。
2014年、造船所の船台では4隻の第4世代原子力潜水艦が起工されました」

広報サービスは、潜水艦造船管理部長マラート・アビジャノフが指摘した事を引用した。


現在、同社の船台では複数の原子力潜水艦の建造工事が展開している。
近い内の課題は、ロケット艦プロジェクト「ヤーセン-M」及び「ボレイ-A」のトップ-「カザン」「クニャージ・ウラジーミル」-の電気工事への移行である。

更に、多目的原子力潜水艦「ノヴォシビルスク」の絶縁工事開始と原子力潜水艦「クニャージ・オレグ」の水圧試験の準備が計画されている。
トップ原子力潜水艦の為の導管、更にはシステムの製造拡大は、船台からの艦の出渠を可能にする。

全ての受注品(原子力潜水艦)には、国内で製造された機器一式が提供されるとセヴマシュ」は指摘した。


現在、セヴェロドヴィンスク「セヴマシュ」造船所では、ロシア海軍の為の第4世代原子力潜水艦が建造されています。

[新世代多用途原潜ヤーセン級]
[新世代多用途原潜ヤーセン級(旧ブログ)]
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[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
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2014年には、第4世代原潜「セヴェロドヴィンスク」(プロジェクト885「ヤーセン」多用途原潜1番艦)「ウラジーミル・モノマーフ」(プロジェクト955戦略原潜3番艦)ロシア海軍へ就役しました。
[ロシア海軍最新鋭多用途原潜セヴェロドヴィンスクに聖アンドレイ旗は揚がった]
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]


「ヤーセン」級2番艦「カザン」は2009年7月24日に起工されました。
[改セヴェロドヴィンスク型原潜「カザン」起工]
[改セヴェロドヴィンスク型原潜カザンは新型機器のみを装備した初の第4世代原潜となる]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンの操舵装置の製造が始まった]
[改ヤーセン級多用途原潜カザンは2017年にロシア海軍へ引き渡される]

「ヤーセン」級3番艦「ノヴォシビルスク」は2013年7月26日に起工されています。
[ヤーセン級多用途原潜3番艦ノヴォシビルスクは起工された]

今回の記事では触れられていませんが、「ヤーセン」級4番艦「クラスノヤルスク」も2014年7月27日に起工されています。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]


「ボレイ」級4番艦「クニャージ・ウラジーミル」は2012年7月30日に起工されました。
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミル起工]
[改ボレイ級戦略原潜クニャージ・ウラジーミルの船体が形成された]

「ボレイ」級5番艦「クニャージ・オレグ」は2014年7月27日に起工されました。
[ボレイ級戦略原潜5番艦クニャージ・オレグはロシア海軍の日に起工された]

今回の記事では触れられていませんが、「ボレイ」級6番艦「ゲネラリーシムス・スヴォーロフ」は2014年12月26日に起工されました。
[ロシア海軍の為の第6のボレイ級戦略原潜は起工された]


これ以外にも、「セヴマシュ」では2隻の特殊用途原子力潜水艦が起工されています。
こちらは、詳細は明らかにされていませんが・・・
[調査原潜プロジェクト09852は起工された]
[秘密のプロジェクト09851特務原潜ハバロフスク]


従って、「セヴマシュ」では、現在、8隻の原子力潜水艦が建造されています。

記事のタイトルとなっている「4隻の原子力潜水艦」は、この中で工事が最も進んでいる艦~「カザン」、「ノヴォシビルスク」、「クニャージ・ウラジーミル」、「クニャージ・オレグ」を指しています。
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