ロシア海軍の為の最新鋭コルベット"リェチーヴイ"と"ストローギー"はサンクトペテルブルクで起工された

本日(2015年2月20日)、サンクトペテルブルク市の「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」でロシア海軍の為のプロジェクト20380コルベット「リェチーヴイ」と「ストローギー」が起工されました。

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月20日10時46分配信
【同時に2隻のコルベットがサンクトペテルブルクの「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工された】
サンクトペテルブルク、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ

最新鋭のプロジェクト20380コルベット「リェチーヴイ」「ストローギー」は、サンクトペテルブルク造船工場「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で金曜日に起工された。

中央海洋設計局「アルマーズ」により開発されたプロジェクト艦である新たなコルベットの生産は続けられる。

2007年から「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は4隻の同プロジェクト艦を建造し、これらはバルト艦隊の一員として加わった。
コルベットのトップ「ステレグーシチー」と3隻の生産艦-「ソーブラジテルヌイ」、「ボイキー」、「ストイーキー」

「本日、私共は、良き伝統に則り、2隻の現代的なプロジェクト20380艦を起工いたしました。
これは非常に素晴らしい艦であり、地中海並びに北海における可能性を示しております」

式典において海軍総司令官ヴィクトール・チルコフは述べた。

彼によると、新たなコルベットは以前のものとは異なり、最新兵器を有する。

公開株式会社「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」総取締役代行アレクサンドル・セレズネフによると、これらの艦は2018年に海軍へ引き渡されなければならない。

艦は、現代的なステルス技術により建造されている。
これらは、戦術-技術的特性及び戦闘能力において、根本的に新たなものとなっている。
その主な利点の幾つかには、多機能性、コンパクト性、低視認性、管理システムの高レベルの自動化及び統合が含まれる。

プロジェクト20380艦の排水量は2000トン、全長100メートル以上、最大速力27ノット、自律航行範囲4000海里。

コルベットは、対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、更には、潜水艦雷撃の為の対潜複合体「パケート-NK」で武装している。
艦は、風力4-5までの波立つ海上で全ての弾薬武器の確実な使用を保障する。
艦尾格納庫には1機のヘリコプターKa-28(27)を配置できる。

公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、2012年5月から「統合造船業営団」の一員として加わっている。
現在、造船所では(以下の艦の)建造が続けられている。
プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、「アドミラル・ゴロフコ」、「アドミラル・イサコフ」
プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」、「プロヴォールヌイ」
プロジェクト18280偵察艦「イワン・フルス」
物資供給船プロジェクト23120

工場は、外国の顧客の為の艦の修理及び近代化の分野における軍事技術協力作業を続けている。


『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年2月20日10時39分配信
【サンクトペテルブルクでコルベット「リェチーヴイ」と「ストローギー」が起工された】

起工式典には、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将の他に、北方艦隊司令官ウラジーミル・コロリョーフ大将太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将黒海艦隊司令官アレクサンドル・ヴィトコ大将バルト艦隊司令官ヴィクトール・クラフチュク中将カスピ小艦隊司令官イリダル・アフメロフ1等海佐も出席したとの事です。


[新世代コルベット「ステレグーシチー」型]
[ステレグーシチー型コルベット(旧ブログ)]

ロシア海軍新世代コルベット「ステレグーシチー」シリーズ(プロジェクト20380/20385)は、本日起工された2隻を含めて計10隻が起工され(20380が8隻、20385が2隻)、このうち4隻が海軍へ引き渡されています。

20380/20385は、サンクトペテルブルク「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」コムソモリスク・ナ・アムーレアムール造船工場で建造されています。

[「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」建造艦]
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「ステレグーシチー」Стерегущий(プロジェクト20380、建造番号1001)
2001年12月21日起工/2006年5月16日進水/2007年11月14日納入/2008年2月27日就役(艦番号530)
バルト艦隊に配備

「ソーブラジテルヌイ」Сообразительный(プロジェクト20380、建造番号1002)
2003年5月20日起工/2010年3月31日進水/2011年10月14日納入・就役(艦番号531)
バルト艦隊に配備

「ボイキー」Бойкий(プロジェクト20380、建造番号1003)
2005年5月27日起工/2011年4月15日進水/2013年5月16日納入・就役(艦番号532)
バルト艦隊に配備

「ストイーキー」Стойкий(プロジェクト20380、建造番号1004)
2006年11月10日起工/2012年5月30日進水/2014年7月18日納入/2014年7月27日就役(艦番号545)
バルト艦隊に配備

「グレミャーシチー」Гремящий(プロジェクト20385、建造番号1005)
2012年2月1日起工/2015年就役予定

「プロヴォールヌイ」Проворный(プロジェクト20385、建造番号1006)
2013年7月25日起工/2016年就役予定

「リェチーヴイ」Ретивый(プロジェクト20380、建造番号1007)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

「ストローギー」Строгий(プロジェクト20380、建造番号1008)
2015年2月20日起工/2018年就役予定

[「アムール造船工場」建造艦]
amur.jpg
「ソヴェルシェーンヌイ」Совершенный(プロジェクト20380、建造番号2101)
2006年6月30日起工/2015年就役予定
太平洋艦隊に配備予定

「グロームキー」Громкий(プロジェクト20380、建造番号2102)
2012年4月20日起工/2016年就役予定
太平洋艦隊に配備予定



現在、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」においては、兵装強化型の20385が建造されていますが、こちらは2隻で打ち切られるようです。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]
[プロジェクト20385コルベット、建造中止?]


そして2015年2月20日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」において、以前に発表された通り、プロジェクト20380コルベット「リェチーヴイ」「ストローギー」が起工されました。
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[2015年2月下旬にロシア海軍の為の2隻のプロジェクト20380コルベットが起工される]
[ロシア海軍の為の最新コルベット"リェチーヴイ"と"ストローギー"は2015年2月20日に起工される]

先代「リェチーヴイ」ソ連海軍プロジェクト1135警備艦(クリヴァクI級)、先代「ストローギー」プロジェクト61大型対潜艦(カシン級)でした。

プロジェクト1135警備艦「リェチーヴイ」
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1976年6月12日起工/1976年8月15日進水/1976年12月28日納入
赤旗太平洋艦隊へ配備
1995年8月5日除籍、1996年に韓国で解体

プロジェクト61大型対潜艦「ストローギー」
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1966年2月22日起工/1967年4月29日進水/1968年12月24日納入
赤旗太平洋艦隊へ配備
1993年6月30日除籍、1995年に解体の為インドへ曳航途中、シンガポール沖80海里で嵐の為に沈没


ただ、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督の発言を見る限り、今回起工された2隻の20380コルベットは、既に就役済みの20380とは兵装などが一部異なるようです。

更にチルコフ提督は、今回起工された20380コルベット2隻が北方艦隊或いは黒海艦隊へ配備される可能性を仄めかしています。
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