最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年秋にロシア海軍へ引き渡される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月20日12時31分配信
【新プロジェクトのフリゲートのトップは(今年)秋にロシア海軍へ受領されなければならない】
サンクトペテルブルク、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ
プロジェクト22350フリゲートのトップ「アドミラル・ゴルシコフ」は2015年秋にロシア海軍への引き渡しが計画されている。
金曜日、海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将はサンクトペテルブルクで記者団へ伝えた。
フリゲート「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」は、2006年2月に「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」で起工され、、2010年10月に進水した。
8隻のプロジェクト22350フリゲートの建造が計画されている。
「私共は、アドミラル・ゴルシコフを(今年)秋に海軍の一員として得る計画であります。
同艦は試験を経ており、全ては計画通りに進行しております。
既に試験の第2段階が始まっています」
チルコフは話した。
同プロジェクト艦の排水量は4500トン、全長は135メートル、幅15メートル。
フリゲートの兵装は、口径130mmの艦載砲装置A-192「アルマート」、16基の対艦ミサイル「オーニクス」或いは「カリブル-NKE」の為の発射装置、高射ミサイル複合体「ポリメント-リドゥート」である。
公開株式会社「造船工場セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」は、2012年5月から「統合造船業営団」の一員として加わっている。
現在、造船所では(以下の艦の)建造が続けられている。
プロジェクト22350フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、「アドミラル・ゴロフコ」、「アドミラル・イサコフ」
プロジェクト20385コルベット「グレミャーシチー」、「プロヴォールヌイ」
プロジェクト18280偵察艦「イワン・フルス」
物資供給船プロジェクト23120
工場は、外国の顧客の為の艦の修理及び近代化の分野における軍事技術協力作業を続けている。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」型]
[アドミラル・ゴルシコフ型フリゲート(旧ブログ)]
ロシア海軍の新世代水上戦闘艦(大洋ゾーン艦)・プロジェクト22350大型警備艦(フリゲート)の1番艦「アドミラル・フロータ・ソヴィエツカヴァ・ソユーザ・ゴルシコフ」(ソ連邦海軍元帥ゴルシコフ)は、2006年2月1日に起工され、2010年10月29日に進水しました。
2013年7月31日からは工場岸壁で係留試験が開始されました。
[新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の係留試験が始まった]
しかし、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載予定のA-192M 130mm単装砲の開発と製造は遅延に遅延を重ね、この為、「アドミラル・ ゴルシコフ」の就役も当初計画より大幅に遅れる事になりました。
[ロシア海軍への新世代フリゲート「アドミラル・ ゴルシコフ」の引き渡しは130mm砲の問題により延期される]
130mm砲は2014年9月に入り、ようやく「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」へ届けられ、「アドミラル・ゴルシコフ」に搭載されました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」の為の130mm砲は完成した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」に130mm砲が搭載された]
その後、「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始しました。
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は消磁作業を開始した]
[ロシア海軍新世代フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」は航行試験の準備が出来ている]
11月8日、「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」岸壁を離れ、クロンシュタットへ到着しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はサンクトペテルブルクを去った]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル-フロータ-ソヴィエツカヴァ-ソユーザ・ゴルシコフ"はクロンシュタットへ到着した]
11月18日、クロンシュタットを出航し、工場航行試験を開始しました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は工場航行試験を開始した]
その後、試験は一旦中断し、2015年1月上旬から再開されました。
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は新年休暇の後に洋上試験を再開する]
[ロシア海軍最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年1月下旬から洋上試験の次の段階へ進む]
以前、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「アドミラル・ゴルシコフ」が2015年11月にロシア海軍へ引き渡されると述べています。
[最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"は2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
今回は「今年秋」と言っています。
(つまり、今年9月~11月)
「アドミラル・ゴルシコフ」は、2014年12月末、ガスタービンエンジンにトラブルが発生したと報じられました。
より正確には、ガスタービンエンジンそのものでは無く、エンジン制御システムの不具合でした。
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジンに問題が発生した?]
[ロシア海軍の最新鋭フリゲート"アドミラル・ゴルシコフ"のガスタービンエンジン制御システムに問題が発生した]
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