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ロシア海軍の為の新世代駆逐艦リデルの1番艦は2017年末に起工される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月20日15時37分配信
【ロシアは新型駆逐艦「リデル」を2017年に起工する】
モスクワ、2月20日-ロシア通信社ノーボスチ

新世代駆逐艦「リデル」の起工は2017年末に予定されており、それは排水量14000トンになる。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは、防衛産業企業体の高位の代理人より伝えられた。

同じ日、これよりも前にロシア連邦海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ大将は、現在、核動力装置を有する新世代駆逐艦作成の為の企画設計作業が進められていると記者団へ伝えた。

「この艦(リデル)の起工は、サンクトペテルブルクのセーヴェルナヤ・ヴェルフィで2017年末に予定されています。
艦の排水量は14000トンになります」

対談者は話した。

彼は、このプロジェクトの開発に従事しているのが「クリロフ記念科学研究所」である事を指摘した。

現在、ロシア海軍の戦闘編制には、1隻の核動力装置を有する水上艦-重原子力ロケット巡洋艦「ピョートル・ヴェリキー」が在籍している。


[ロシア将来駆逐艦プロジェクト「リデル」]

ロシア海軍は、2006年以降、新世代多用途駆逐艦(将来駆逐艦Перспективный Эсминец)の建造計画について何度も表明して来ました。
[ロシア海軍新世代原子力駆逐艦建造計画]
[ロシア海軍新世代駆逐艦の建造計画は現司令部に承認された]
[ロシアは「超駆逐艦」を建造する]

サンクトペテルブルク市「セーヴェルナヤ・ヴェルフィ」では、「リデル」の建造準備が進められています。
[サンクトペテルブルク造船所セーヴェルナヤ・ヴェルフィはロシア海軍将来駆逐艦の建造準備を進めている]

2014年10月下旬、「ロシア防衛業界の高位の情報提供者」は、「リデル」型の1番艦は2023-2025年よりも前にロシア海軍へ受領される事は無いと述べています。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの1番艦の就役は2023-2025年よりも前にはならないだろう]

ロシア海軍総司令官代理(軍備担当)ヴィクトール・ブルスク少将は、「リデル」の1番艦は2020年以降にロシア海軍へ受領されると述べました。
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルは2020年以降に就役する]
[ロシア海軍将来駆逐艦リデルの設計作業は続けられている]

将来駆逐艦「リデル」は、原子力推進通常動力の2タイプの設計が進められていました。
[ロシア新世代駆逐艦は通常動力と核動力の2種類が設計される]

しかし2015年2月20日、ロシア海軍総司令官ヴィクトール・チルコフ提督は、「リデル」の機関が原子力推進にほぼ確定したと述べました。
[ロシア海軍の為の将来駆逐艦リデルは原子力推進となる]


そして、今回の記事に登場する「ロシア防衛産業企業体の高位の代理人」によると、「リデル」の1番艦は2017年末に起工されるとの事です。
ロシア海軍への引き渡しは、2020年代前半~半ば頃になるでしょう。

「リデル」の排水量は14000トンになるとの事ですが、これは恐らく満載排水量でしょう。
ロシア海軍の現用のプロジェクト1164「スラヴァ」型ロケット巡洋艦(満載排水量11300トン)よりも、やや大きくなるようです。
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「リデル」の設計案には10000トン未満から10000トン越えまで様々なヴァリエーションが存在していますが、その中で最も大きなサイズの案が採用されたようです。
そして、今回の記事では触れらていませんが、動力は、恐らく原子力機関でしょう。

「リデル」を設計している「クリロフ記念科学研究所」は、2000年には大型巡洋艦プロジェクト2145の設計案を作成しています。
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[新型巡洋艦プロジェクト2145]

「クリロフ記念科学研究所」は複数の「リデル」設計原案を作成していますが、その中には、この2145を切り詰めたようなタイプも存在します。
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これらの設計案が、そのまま建造される事は有りませんが(この2つの設計案は通常動力)、何らかの形で採用案に反映される事は有るでしょう。
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