ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年2月18日12時33分配信
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は消磁の為にドックへ入った】
沿バルト造船工場「ヤンターリ」で建造されている警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、火曜日・2月17日に消磁を行なう為にドックへ入った。
「艦は、作業開始の為、昨日にドック入りしました」
『中央海軍ポータル』特派員は、同社の広報秘書官セルゲイ・ミハイロフより伝えられた。
広報秘書官によると、同艦の航行試験は、約2週間に渡り続けられる消磁過程の完了後に開始されなければならない。
更にミハイロフは、2014年末に計画されていた同艦への乗組員の居住は、未だ実現していない事を指摘した。
プロジェクト11356警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台でで2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
2014年12月初頭に係留試験を開始した。
同年12月21日、「グリゴロヴィチ」のエンジンが初めて始動された。
発注者への警備艦の引き渡しは、2015年に計画されている。
同艦は黒海艦隊の一員として加わる。
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]
プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]
その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】
12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】
そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」の浮きドックへ入りました。
消磁作業は約2週間に渡って続けられるとの事です。

なお、「アドミラル・グリゴロヴィチ」が入った浮きドックには、以前にはコルベット「ステレグーシチー」が入渠していました。
[ロシア海軍新世代コルベット1番艦"ステレグーシチー"はドック入りした]
2015年2月1日の「ステレグーシチー」

「ステレグーシチー」は、「アドミラル・グリゴロヴィチ」と入れ違いに浮きドックを出たようです。
2015年2月18日の「ステレグーシチー」

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]
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