ロシア海軍の為の新世代掃海艦プロジェクト12700の2番艦は2015年4月末に起工される

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年2月27日15時52分配信
【第2の対機雷防衛艦の起工は(2015年)4月に予定されている】
サンクトペテルブルク、2月27日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍の為の新世代対機雷防衛艦の2隻目(プロジェクト12700の最初の生産艦)の起工は、「ネヴァ川中部造船工場」(「統合造船業営団」に加わっている)で2015年4月に予定されている。
工場の声明では、こう述べられた。
同プロジェクトのトップ艦である掃海艦「アレクサンドル・オブホフ」は、中央海洋設計局「アルマーズ」により設計され、海軍基地海域において、艦にとって安全な距離で機雷を発見し、破壊する為に意図されている。
2014年4月、「ネヴァ川中部造船工場」は、同プロジェクトの生産艦3隻の建造の為の契約をロシア連邦国防省と締結した。
合意された契約条件下で、生産艦は2016年から2018年までの間に納入される計画である。
「2015年2月26日、公開株式会社・ネヴァ川中部造船工場は、2015年4月末に起工式典が予定されているロシア海軍の新世代対機雷防衛艦シリーズ3隻の内の1隻目の船体の鋳造を行ないました」
声明では、こう述べられた。
艦の排水量は890トン、全長61メートル、幅10メートル、満載排水量で16.5ノットの速力を発揮できる。
乗員44名。
機雷に対処する為、艦には様々なタイプの掃海具、並びに遠隔操縦自動無人水中装置を使用する事が出来る。
この艦は、ユニークな真空注入方式により形成された単一非磁性材料から成る世界最大の船体を有する。
この技術は、ロシア軍事造船において初めて導入された。
このような船体の利点は、鋼製船体に比べてより高い強度と、機雷探索時の艦の大いなる生残性の保障にある。
ガラス繊維強化プラスチック船体の就役期間は、磁性鋼鉄船体よりも長く、船体の重量は、より少ない。
以前、トップ艦「アレクサンドル・オブホフ」は係留試験を開始したと報じられた。
艦の工場航行試験は今年6月に始まり、9月には国家受領試験段階が実施される。
2015年11月、「アレクサンドル・オブホフ」は、ロシア連邦海軍掃海部隊へ補充される。
ロシア海軍の新世代掃海艦プロジェクト12700「アレクサンドリト」の1番艦「アレクサンドル・オブホフ」は、2011年9月22日にサンクトペテルブルクの「ネヴァ川中部造船工場」で起工されました。
プロジェクト12700の船体はガラス繊維強化プラスチックで造られており、世界最大級の非金属船体艦です。


起工から約3年後の2014年6月27日に進水しました。
[ロシア海軍の新世代掃海艦アレクサンドル・オブホフは進水した]
進水後に艤装工事が行なわれ、2015年2月2日から係留試験が始まりました。

「アレクサンドル・オブホフ」は、今年11月にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[最新掃海艦アレクサンドル・オブホフは2015年11月にロシア海軍へ引き渡される]
更に3隻のプロジェクト12700掃海艦の建造契約が締結されており、2016-2018年にロシア海軍へ引き渡される予定です。
[ロシア海軍は2015-2018年に4隻の新世代掃海艦プロジェクト12700を受領する]
今回、その内の1隻目(プロジェクト12700掃海艦の2番艦)は、今年4月末に起工される事が明らかにされました。
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