地中海東部におけるロシア海軍大型揚陸艦の動向(2015年3月7-8日)
- カテゴリ:地中海情勢(2015-2016年)


『ボスポラス海軍ニュース』によると、、2015年3月7日、ロシア海軍の大型揚陸艦2隻がボスポラス海峡を北上し、翌3月8日、大型揚陸艦2隻が同海峡を南下しました。
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」(031、北方艦隊)、「アゾフ」(151、黒海艦隊):3月7日にボスポラス海峡を北上
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(110、バルト艦隊)、「ノヴォチェルカッスク」(142、黒海艦隊):3月8日にボスポラス海峡を南下
大型揚陸艦「アレクサンドル・オトラコフスキー」と「アゾフ」は2月25日にボスポラス海峡を南下して地中海へ入りましたが、それから約10日ほどで黒海へ戻りました。
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」は2月25日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻り、約10日後に再び地中海へ行きました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦2隻は地中海へ入った]
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」は2月21日にボスポラス海峡を北上して黒海へ戻っていましたが、2週間後に再び地中海へ行きました。
[ロシア海軍の大型揚陸艦4隻は地中海を去った]
ロシア海軍からの公式発表は一切有りませんが、これらの大型揚陸艦は、黒海東岸のノヴォロシースク海軍基地とシリアのタルトゥース港を往復しています。

この「ノヴォロシースク-タルトゥース定期便」は、2013年1月以降、現在まで継続されています。
輸送任務を遂行しているのは主に黒海艦隊所属の大型揚陸艦ですが、この他、現在は北方艦隊とバルト艦隊から1隻ずつ大型揚陸艦が長期派遣されています。
現在、地中海東部に滞在しているロシア海軍の艦は、少なくとも、この7隻です。
[ロシア海軍地中海作戦連合部隊]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」(旗艦、北方艦隊)
警備艦「ラードヌイ」(黒海艦隊)
大型揚陸艦「アレクサンドル・シャバリン」(バルト艦隊)
大型揚陸艦「ノヴォチェルカッスク」(黒海艦隊)
救助曳船SB-406(北方艦隊)
給油船「ドゥブナ」(北方艦隊)
工作船PM-138(黒海艦隊)
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