ロシア海軍新世代戦略原潜ボレイ級は太平洋艦隊のデルタIII級を代替する

『タス通信』より
2015年3月17日13時35分配信
【開発者:2隻の「ボレイ」は極東の古い「カリマール」型潜水艦を置き換える】
ランカウイ/マレーシア/ 3月17日/タス通信
戦略原子力潜水艦プロジェクト667BDR「カリマール」は段階的に海軍の編制から除籍され、太平洋の古い潜水艦は2隻のプロジェクト955により置き換えられる。
本日(3月17日)、これらの潜水艦を開発した海洋工学中央設計局「ルビーン」総取締役イーゴリ・ヴィリニトは、マレーシアの国際展示会「LIMA-2015」会場で述べた。
「両シリーズ-667BDRM(デリフィン)と東方の667BDRは、既に十分長期にわたって勤務しています。
プロジェクトBDR潜水艦は、事実上最終段階に在ります。
この為、今年には2隻のボレイの移転が計画されています」
ヴィリニトは話した。
「ルビーン」総取締役は、BDRMシリーズが技術的準備状態の回復及び寿命延長の計画修理を経ている事を想い起した。
「従いまして、これらは、まだ当分の間は勤務に就きます」
彼は付け加えた。
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]
[新世代戦略原潜ボレイ級]
プロジェクト955「ボレイ」原子力戦略用途水中巡洋艦の2番艦K-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工、2010年12月6日に進水、2013年12月23日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊第25潜水艦師団へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
3番艦「ウラジーミル・モノマーフ」は、2006年3月19日に起工、2012年12月30日に進水、2014年12月10日に竣工、同年12月19日に就役しました。
[第3のボレイ級戦略原潜ウラジーミル・モノマーフはロシア海軍へ就役した]
この2隻の戦略原潜は、2015年夏以降に配備先となるカムチャツカへ回航されます。

[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年夏以降にカムチャツカへ回航される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年に実戦配備へ就く]
現在、カムチャツカには、プロジェクト667BDR「カリマール」戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦(デルタIII級)が配備されていますが、既に就役から30年以上が経過しています。
ただ、稼働状態には維持されていますが。
[ロシア海軍の2隻の戦略原潜はバレンツ海とオホーツク海から同時に弾道ミサイルを発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の戦略原潜スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツは任務遂行後に基地へ戻った]
新たに太平洋艦隊へ配備される2隻の「ボレイ」級は、これらの「カリマール」級と入れ替わる事になります。
- 関連記事
スポンサーサイト