ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で救助演習を行なう

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年3月20日11時52分配信
【ロシア軍は北極圏で結氷に閉じ込められた船舶を救助する演習を実施する】
セヴェロモルスク、3月20日-ロシア通信社ノーボスチ
金曜日、北方艦隊の捜索救助船は、海軍航空隊と共に結氷に閉じ込められた船舶を救助する演習を始めた。
ロシア連邦国防省は発表した。
演習はロシア連邦軍の定期的な抜き打ち検査の枠組で実施されており、約8万名の将兵と数千基の兵器が関わっている。
「作戦は強風と5級の荒波という困難な気象条件下で実施されました。
北方艦隊の救助船は、バレンツ海の結氷の縁を北へ向かっています」
声明では、こう述べられた。
同時に、海軍航空隊の航空機は、結氷状態の偵察及び仮想遭難船の座標特定を行なった。
指定海域には、現在、艦上への捜索救助ヘリコプターの受け入れ及び給油実施の準備を整えた大型対潜艦「アドミラル・レフチェンコ」が向かっている。
救助作戦には、北方艦隊の5隻の救助船、4機の航空機およびヘリコプターの乗員が参加する。
[ロシア北方艦隊抜き打ち演習(2015年3月)]
2015年3月16日、ロシア大統領ウラジーミル・プーチンは、北方艦隊を主体とした抜き打ち演習の実施を命じました。
[ロシア海軍北方艦隊(と西方軍管区と空挺軍)の抜き打ち演習が始まる]
翌3月17日、北方艦隊の演習参加部隊が出航しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で対潜演習を行なう]
そして北方艦隊の海軍歩兵部隊(第61キルケネス赤旗独立海軍歩兵旅団)も北極圏で上陸演習を行なう為、大型揚陸艦「コンドポガ」へ乗り込みました。
[北方艦隊の海軍歩兵は北極圏で上陸演習を行なう]
更には、直接演習には参加せずに北方艦隊主要基地セヴェロモルスクに停泊していた艦も、動けるものは全て港を離れる事になりました。
[ロシア海軍北方艦隊主要基地セヴェロモルスク在伯艦は「空襲から退避する為」に出航した]
抜き打ち演習3日目は、バレンツ海での防空演習が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海で防空演習を行なった]
[ロシア海軍北方艦隊の艦艇は艦上戦闘機Su-33の「攻撃」を撃退した]
[バレンツ海で「海戦」が始まる]
4日目には北方艦隊の原子力潜水艦も加わり、対潜戦闘訓練が行なわれました。
[バレンツ海でロシア海軍北方艦隊の対潜戦闘訓練が行なわれた]
そして演習5日目にはバレンツ海の北東で救助訓練が行なわれました。
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