ロシア海軍の為の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの開発と生産は続行される
- カテゴリ:ロシアの艦載ヘリコプター

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年3月23日8時29分配信
【ロシア連邦国防省は艦載ヴァージョンのヘリコプターKa-52Kへの関心を有している】
アルセーニエフ(沿海地方)、3月23日-ロシア通信社ノーボスチ
ホールディングカンパニー「ヘリコプター・ロシア」が開発している艦載ヴァージョンのヘリコプターKa-52Kに関し、ロシア軍当局は、その試験設計作業の成功に関心を有している。
月曜日、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフは、工場「プログレス」を訪れた際、こう話した。
「まず初めに、適切な揚陸艦と、そのようなヘリコプターは既に製造されています。
Ka-52Kは、我々の水上艦において需要が有ります。
このヘリコプターの試験設計作業の終了が、ミストラルが引き渡される、或いは引き渡されないという事と関係するなどというのは間違っています」
ボリソフは、フランスからヘリコプター空母が引き渡されない場合に、ロシア海軍が艦載機としてKa-52Kを使用する方法を見出せるのかという質問に答え、こう話した。
国防相代理によると、Ka-52Kは、とても必要なヘリコプターである。
「そして私共は、試験設計作業の実行経緯を見守っています」
彼は話した。
ボリソフは、海上でのヘリコプターの運用条件は、地上とは大きく異なっており、この為、使用する材料やコンポーネントの部分に関して更なる改善が必要であると指摘した。
艦載ヘリコプターKa-52K(空軍のKa-52の艦載機型)の試作1号機は、2015年3月7日に沿海地方で初飛行しました。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリコプターKa-52Kの試作1号機が初飛行した]
Ka-52Kは、ロシア海軍のヘリコプター揚陸ドック艦「ミストラル」級への搭載の為に開発され、沿海地方の航空機製造工場「プログレス」で生産されます。
[ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kが生産される]
[ロシア海軍のミストラル級の為の艦載ヘリコプターKa-52Kは折り畳みブレードを有し、防錆処理が施される]
Ka-52Kの国家受領試験は2015年に完了します。
[ロシア海軍向けミストラル級ヘリ空母の為の艦上攻撃ヘリKa-52Kの国家試験は2015年に完了する]
ただし、搭載母艦となる「ミストラル」級ヘリ空母の引き渡しは、現在の所、無期限延期されています。
[ロシアへのミストラル級ヘリ空母引き渡しの為の条件は未だ成立していないとフランス大統領は言った]
もしもロシアが「ミストラル」級を受領できなかった場合、Ka-52Kは他の艦か、或いは陸上基地へ配備されることになります。
[ロシア海軍の艦上攻撃ヘリKa-52Kはミストラル級ヘリ空母以外の艦に搭載されるかもしれない]
今回、ロシア連邦国防相代理ユーリー・ボリソフ氏は、Ka-52Kを生産する沿海地方の航空機製造工場「プログレス」(公開株式会社「アルセーニエフ航空機会社N.I.サズーキン記念プログレス」)を視察しました。
要するにボリソフ氏は、「ミストラル」級が引き渡されるか否かに関わらず、Ka-52Kの開発と生産は当初の予定通りに実行されると言っています。
(「関心を有している」というのは、この場合「関心を失っていない」という意味)
なお、昨日(3月22日)、ロシア連邦副首相ドミトリー・ロゴージン氏が攻撃ヘリコプターKa-52に試乗しています。
『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年3月22日9時16分配信
【ロゴージン:「飛行戦車」Ka-52はロシアで最高の軍用ヘリコプターだ】
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