fc2ブログ

太平洋艦隊艦艇は黄海へ向かった

4月15日、ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」("Морское взаимодействие -2012")に参加するロシア海軍太平洋艦隊艦艇は、ウラジオストク周辺の閉鎖行政地域フォーキノ市ストレロク湾を出港しました。
[ロシア太平洋艦隊主力部隊は中国へ向かった]
[ロシア太平洋艦隊艦艇はロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2012」に参加する為に出港する]


『ロシア連邦国防省公式サイト』より。
2012年4月16日12時51分配信
【太平洋艦隊艦艇は黄海へ進路を取った】

親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」、「アドミラル・ヴィノグラードフ」、曳船「SB-522」で構成される太平洋艦隊艦艇支隊は、母基地を去り、黄海へ進路を取った。
アデン湾から戻ってくる大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、給油船「ペチェンガ」、曳船「MB-37」も参加する。

4月22日から27日、黄海では、ロシア-中国合同演習「海洋協同-2012」の活動段階に入る。
太平洋艦隊将兵は、今年の最初で最高の試練~外国の同僚と海洋における特殊な技量の証明~に遭遇する。

ストレロク湾の桟橋で、ロシア海軍将兵は、太平洋艦隊司令部、ロシア正教会、フォーキノ市管理部、退役将兵組織の代表に見送られた。
沿海地方異種兵力小艦隊司令官ヴィクトル・ソコロフ少将は、海軍将兵が与えられた任務を成功裏に果たし、演習においてアンドレイ旗を立派に示す事を希望すると述べた。

太平洋艦隊艦艇は、上海協力機構の後援下で2005年に中国で行なわれたロシア-中国合同演習「平和使命-2005」に参加して以来である事は注目される。

今度の演習では、両国海軍の連携行動による海賊対処およびテロリスト対処をテーマとする異なるシナリオが提供される。
祖国の海岸へのロシア艦艇の帰還は、5月初頭になる。


これまでのロシア通信社ノーボスチの記事と、国防省公式サイトの記事で、演習参加艦艇が一部食い違っています。

具体的に言うと、ロシア通信社ノーボスチの記事では、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を含む4隻の大型対潜艦が演習に参加する事になっていますが、国防省公式サイトの記事では、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」を除く3隻の大型対潜艦が演習に参加する事になっています。

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」
12-0416e

どちらが正しいのかは、この部隊がツシマ海峡を通過する時(おそらくは4月18日頃)に判明するでしょう。
ツシマ海峡を通過すれば、日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイトで発表されるでしょうから。
関連記事
スポンサーサイト