ロシア海軍航空隊の長距離対潜哨戒機Tu-142は近代化改修される
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142


『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月3日10時36分配信
【情報筋:ロシア海軍の全てのTu-142は2020年までに近代化される】
サンクトペテルブルク、4月3日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシア海軍海洋航空隊の遠距離対潜航空機Tu-142全機の高度な近代化は、今後4-5年で実施される。
金曜日、ロシア通信社ノーボスチは航空機製造分野の情報提供者より伝えられた。
現在、航空機Tu-142の総数は20機以上である。
「近代化は、Tu-142の電波電子機器に及びます。
対潜複合体、飛行制御・航法装置、機上兵装管理システムの能力は大幅に向上します」
対談者は話した。
彼によると、機上電波電子機器の近代化でキーとなる役割を担う者の1つは、航空機の戦闘行動範囲を拡大する為の兵装管理システムの近代化における開発で豊富な経験を有する株式会社「ザスローン」(旧「科学技術センター・レーニネッツ工場」)となる。
近代化全般の課題は、3つの組織が解決する:「タガンローク機械製造工場」、公開株式会社「ラダール-MMS」、株式会社「ザスローン」
現在、ロシア海軍航空隊の遠距離哨戒機Tu-142M3は、北方艦隊に12機、太平洋艦隊に12機が在籍しています。
北方艦隊所属機はキぺロヴォ、太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイに配備されています。
キぺロヴォ(第7050航空基地)

カーメニ・ルチェイ(第7062航空基地)

以前には、Tu-142の後継となる新たな遠距離哨戒機の開発が構想されていました。
[ロシアは対潜哨戒機Tu-142を代替する将来航空哨戒複合体を開発する]
[ロシア海軍航空隊は2018年から新たな遠距離対潜哨戒機を受け取る]
しかし、未だ決定事項ではないものの、Tu-142を近代化改修して2020年代も使用し続けるという案が浮上してきました。
ロシア海軍航空隊に在籍する他の対潜機(対潜哨戒機Il-38、対潜ヘリコプターKa-27PS、対潜水陸両用機Be-12)は近代化改修を行ない、2020年代も運用が継続されます。
[ロシア海軍太平洋艦隊は近代化改修された対潜哨戒機Il-38Nを受領した]
[ロシア海軍の艦載ヘリコプターKa-27PLとKa-27PSが近代化される]
[ロシア海軍航空隊の2015年の更新計画]
Tu-142M3も同様に近代化改修される事になるようです。
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