ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア海峡を通過した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2015年4月3日21時56分配信
【大型対潜艦「セヴェロモルスク」はチュニジア海峡を通過した】
地中海で遠距離航海任務を遂行している北方艦隊の大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、チュニジア海峡を通過し、西方への移動を継続する。
前日夜、同艦はシチリア島南東海域を漂浮し、嵐という困難な環境下で待機していた。
今、大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、多忙な日常活動へ取り組んでいる。
その枠組において、乗組員は戦闘訓練過程へ従事している。
水中破壊工作部隊及び手段への対処部隊の潜水夫は、理論的・実地テーマに従事した:
「危険な海洋動物が生息するという条件下での組織的な潜水夫降下」
その中で船員は海洋捕食者の種類その特徴と行動、可能な対抗手段について研究した。
更には、浅い深度及び中程度の深度への降下後の減圧体制の研究が実施された。
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、2014年11月20日に北方艦隊主要基地セヴェロモルスクを出航した。
これまでに15000海里以上を航行した。
遠距離航海の主な目的は、世界の大洋の重要な海域におけるロシアの海軍力の存在の確保に在る。
[大型対潜艦セヴェロモルスク遠距離航海(2014年11月-]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」を中核とする北方艦隊艦船支隊は2014年11月20日にセヴェロモルスクを出航し、12月5日に地中海へ入り、12月23日にはスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
その後、オマーンのサラーラ港へ寄港し、サラーラ港を出航後、日本海上自衛隊の護衛艦「はるさめ」と会合しました。
「はるさめ」との会合を終えた後、アラビア海から紅海へ向かうパナマの貨物船を護衛し、紅海へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは紅海で就役記念日を迎える]
2015年1月27日未明にスエズ運河を通過して地中海へ入り、ロシア海軍地中海作戦連合部隊(2013年6月1日設立)へ参加しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海へ入った]
大型対潜艦「セヴェロモルスク」は、ロシア海軍地中海作戦連合部隊の旗艦となりました。
1月30日に地中海東部で砲撃訓練を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で砲撃訓練を行なった]
2月16日には黒海艦隊の警備艦「ラードヌイ」と合同演習を実施しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海東部で演習を行なった]
その後も、ずっと地中海東部へ滞在していました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海で艦載ヘリコプターの訓練を行なった]
3月27日、「セヴェロモルスク」は地中海西部へ向かいました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクは地中海西部へ向かった]
3月末から4月初頭に掛けては、嵐の為に地中海中部のシチリア島南東沖で待機しつつ艦内訓練を行なっていました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦セヴェロモルスクはシチリア島沖で艦内訓練を実施した]

そして4月3日、シチリア海峡(ロシア側名称:チュニジア海峡)を通過しました。
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