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ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーは戦闘即応体制が整った

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『タス通信』より
2015年4月14日12時42分配信
【情報筋:原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」はロシア海軍の戦闘即応部隊の一員として受け入れられた】
モスクワ、4月14日/タス通信

「ボレイ」型潜水艦シリーズの2番目である原子力潜水艦「アレクサンドル・ネフスキー」ロシア海軍戦闘即応部隊の一員として受け入れられた。
タス通信国防省の情報提供者より伝えられた。

「艦は好調に動作しており、全ての種類の兵器の発射を実施する全ての錬成課題に合格しました。
同艦は兵装として16基の大陸間弾道ミサイル・ブラヴァーを受け取り、海軍の戦闘即応部隊へ加わりました」

対談者は話した。

タス通信は、この情報に関する公式の確認を未だ取れていない。

「アレクサンドル・ネフスキー」は2013年末に海軍へ引き渡された。
プロジェクト955「ボレイ」潜水艦のトップ-「ユーリー・ドルゴルーキー」は、2013年1月に海軍へ受領されたが、海軍の戦闘即応部隊への潜水艦の加入は2014年であった。
「ドルゴルーキー」北方艦隊の一員として在る。

2014年12月、ロシア海軍は第3の「ボレイ」型潜水艦-「ウラジーミル・モノマーフ」を受領した。
改善されたプロジェクト955A(「ボレイ-A」)の下で、更に3隻の潜水艦が建造されており、2020年までに合計で8隻の新たな戦略原子力潜水艦の建造が計画されている。

「ボレイ」は2030年代まで、ロシア海洋戦略核戦力の基礎とならなければならない。
潜水艦は、射程距離10000km以上のミサイル「ブラヴァー」を16基搭載する。
「ブラヴァー」は、目標個別誘導ブロック6基の分離弾頭を装備し、対ミサイル防衛を突破する手段を有する。


[新世代戦略原潜ボレイ級]
[新世代戦略原潜ボレイ級(旧ブログ)]

第4世代戦略原子力潜水艦プロジェクト955「ボレイ」級2番艦のK-550「アレクサンドル・ネフスキー」は、2004年3月19日に起工され、2010年12月6日に進水し、2011年10月22日から海洋試験を開始しました。

ロシア海軍へ引き渡される前の2013年9月6日、白海弾道ミサイル「ブラヴァー」発射試験を実施しましたが、失敗に終わりました。
[2隻のボレイ級戦略原潜の国家試験はSLBMブラヴァー試射失敗により中断される]
[発射に失敗したSLBMブラヴァーには遠隔測定器が装備されていなかった]
[SLBMブラヴァー発射失敗の原因が発表された]

その後、2013年12月23日にロシア連邦海軍へ引き渡され、太平洋艦隊へ編入されました。
[ボレイ級戦略原潜2番艦アレクサンドル・ネフスキーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2013年12月30日、北方艦隊原潜基地ガジエヴォに到着しました。
[2隻のボレイ級戦略原潜はガジエヴォ基地に到着した]

その後は、ガジエヴォに「仮住まい」しながら慣熟訓練を行なっていました。

2014年11月28日、バレンツ海から弾道ミサイル「ブラヴァー」発射に成功しました。
[ロシア海軍最新戦略原潜アレクサンドル・ネフスキーからの弾道ミサイル"ブラヴァー"発射は成功した]

「アレクサンドル・ネフスキー」は2015年夏以降に配備先となるカムチャツカへ回航されます。
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年夏以降にカムチャツカへ回航される]
[ロシア海軍最新鋭戦略原潜ウラジーミル・モノマーフとアレクサンドル・ネフスキーは2015年に実戦配備へ就く]

その「アレクサンドル・ネフスキー」ですが、「ロシア国防省の匿名の情報提供者」によると、弾道ミサイル「ブラヴァー」を定数の16基搭載し、戦闘即応体制が整いました。
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