ロシアはミストラル級ヘリ空母に関してフランスへ違約金を求めないが支払った代金の返却を望む
- カテゴリ:フランスのミストラル級引き渡し保留問題

『タス通信』より
2015年4月16日14時56分配信
【ロシアは「ミストラル」供給挫折に関してフランスへ違約金を請求しない】
モスクワ、4月16日/タス通信
ロシアは「ミストラル」供給挫折に関し、フランスへ違約金を請求しないが、金銭と全ての掛かった費用は返還されなければならない。
これは、「ダイレクト・ライン」の間にロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンが表明した。
[「大丈夫です。我々は生き残ります」]
「私は、現在のフランス首脳と、フランスの誠実な人々は、お金を私共へ返してくれるものと考えております。
我々は、如何なる違約金も法外な罰金も請求するつもりは有りません。
ですが、我々が負担した全ての費用は返して頂かなければなりません」
プーチンは話した。
彼は、「ミストラル」供給の挫折は、国家の防衛には如何なる影響も与えない事を指摘した。
「我々は、この契約を、私達のパートナーを支援し、造船所の仕事を保障する為に締結したのです」
プーチンは話した。
同時に、彼は、「ミストラル」供給の挫折は、NATOブロックからのパートナーの信頼性について疑問が持たれるという事実に注目した。
「彼らは主権の一部を失っております」
「この信頼性には問題が有ります。そして私達は、無論、更なる協力及び軍事技術提携について考慮いたします」
プーチンは話した。
違約金の提示を放棄する事によりフランスは「安堵」できるのかという司会者の発言に答え、プーチンは話した。
「そうですね、大丈夫ですよ、我々は生き残ります」
[ヘリコプター空母建造の為の契約]
ロシア海軍の為にフランスでヘリコプター空母を建造する為の11億2000万ユーロの契約は2011年6月に署名された。
「ウラジオストク」と命名された1隻目の艦は2013年10月に進水し、(2014年)11月にロシアへ引き渡されなければならなかった。
最後の段階でパリはウクライナ情勢を理由にロシア側へのヘリコプター空母の引き渡しを無期限に延期した。
2番艦「セヴァストーポリ」は、当初はロシア側へ2015年後半に引き渡される計画であったが、1番艦と同様に、引き渡しの凍結が決定された。
[フランスのミストラル級引き渡し保留問題]
[ヘリコプター揚陸ドック艦ミストラル型]
[ヘリ空母ミストラル型(旧ブログ)]
ウラジーミル・プーチン氏は、昨年12月にも「ミストラル」級に関し
「契約の履行を期待している。そうならなかった場合は、支払った金が戻る事を望む」
と表明しています。
[ロシア大統領はミストラル級ヘリ空母引き渡し問題についてフランス大統領とは何も話さなかった]
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