セヴェロドヴィンスク造船所は40年間に渡りインド海軍空母ヴィクラマーディティヤの保守整備を行なう
- カテゴリ:空母ヴィクラマーディティヤ

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2015年4月15日9時36分配信
【『セヴマシュ』はインド海軍の「ヴィクラマーディティヤ」のサービス契約に署名した】
モスクワ、4月15日-ロシア通信社ノーボスチ
ロシアの『セヴマシュ』とインド海軍の代表は、保証期間後の航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」の為の技術的後援サービス契約に署名した。
ロシア企業の広報サービスは発表した。
「これは、現在、ロシア側とインド側で議論されている保証期間後の艦に関するものの1つです。
インド海軍に対し、当社は40年間に渡り、この作業の実施を提供いたします。
今、セヴマシュの専門技術者は、航空母艦の保証期間中の業務を完了します。
艦の機器及びシステムに関し、最小限のメンテナンスが実施されます。
当社の保証グループは、機器の取り付けから調整、試験まで関わり、ヴィクラマーディティヤの全ての建造段階へ参加した専門家達です」
声明では、こう述べられた。
『セヴマシュ』で大規模な再建造が行なわれた航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」(旧「アドミラル・ゴルシコフ」)は、2013年11月16日に正式にインド海軍へ引き渡された。
航空母艦は12月9日にロシア領海を去り、(2014年)1月には安全にインドのカルワル港の係留岸壁へ到着した。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]


ロシア海軍の重航空巡洋艦「アドミラル・ゴルシコフ」(旧「バクー」)は、退役後にインドへ売却、セヴェロドヴィンスクのセヴマシュ造船所で大規模な改装が行なわれ、航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」に変身した後、2013年11月16日にインド海軍へ引き渡されました。
[重航空巡洋艦アドミラル・ゴルシコフ改め航空母艦ヴィクラマーディティヤはインド海軍へ引き渡された]
2014年1月7日、駐留基地となるインドのカルワル海軍基地へ到着しました。
[空母ヴィクラマーディティヤ(旧アドミラル・ゴルシコフ)は新たなる祖国インドへ到着した]
その「ヴィクラマーディティヤ」の就役後のアフターサービス期間は、元々の契約では20年となっていましたが、インド側は「ヴィクラマーディティヤ」を今後30-40年に渡り使い続ける事を望んでいます。
[空母ヴィクラマーディティヤはインド海軍で30-40年就役するかもしれない]
この為、インド側は、「ヴィクラマーディティヤ」のアフターサービス期間を当初の20年から2倍の40年にする事をロシア側へ要望し、交渉が行なわれていました。
[セヴマシュは空母ヴィクラマーディティヤの20-40年のアフターサービスを提供する]
[インドは空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス期間を40年にする事を望む]
[空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約は2014年5月に締結される]
[インド空母ヴィクラマーディティヤのアフターサービス契約が締結される]
そして最終的にはインド側の要望が受け入れられ、セヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』は、今後40年間に渡り「ヴィクラマーディティヤ」の保守整備を受け持つ事になりました。
「ヴィクラマーディティヤ」は、2050年代初頭までインド海軍で使われる事になりそうです。
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