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ロシア海軍黒海艦隊はクリミア半島で上陸演習を行なった

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『タス通信』より
2015年4月17日10時54分配信
【国防省:黒海艦隊の軍艦は演習中にクリミア半島へ海軍歩兵を上陸させた】
モスクワ、4月17日/タス通信

黒海艦隊大型揚陸艦は演習中にクリミア沿岸海軍歩兵を上陸させた。
金曜日、同艦隊の情報供給部長代行ニコライ・ヴォスクレセンスキー2等海佐は発表した。

「黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフとニコライ・フィリチェンコフは、フェオドシヤのオプーク海洋揚陸射爆場エリアで海上での単独行動艦の錬成任務K-2の要素への取り組みの一環として、無防備の海岸へ黒海艦隊独立海軍歩兵旅団の戦闘車両及び隊員の上陸を意図する戦術特殊演習を実施しました」
彼は話した。

ヴォスクレセンスキーは、海軍歩兵は旅団単位で野外へ出て(演習に)参加すると説明した。

また、「ツェーザリ・クニコフ」は海上及び空中目標への砲射撃、更には、艦載一斉射撃火力反応システム「グラード」から沿岸目標への攻撃を実施したと士官は付け加えた。

現在、演習の為、更に警備艦「プイトリーヴイ」、海洋掃海艦「イワン・ホルベッツ」「コヴロヴェッツ」黒海に滞在している。

[クリミアの演習]
以前、ロシア内務省国内軍大規模運用戦略演習「ザスローン-2015」クリミアを含む6つの連邦管区で実施されると報じられた。

「演習のテーマは、ロシア連邦の地域内での困難な軍の運用状況です。
選定されたテーマは、国内の安全保障に対する新たな脅威に関連し、直接に連邦法で国内軍を動かすというものです」
ロシア内務省国内軍
広報サービス部長ワシーリー・パンチェンコフは、タス通信へ話した。


大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」は、昨年11月末までブルガリアでオーバーホールが行なわれていました。
今回は、復帰後の初の上陸演習になります。
[ロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦ツェーザリ・クニコフはブルガリアでの修理を完了した]

大型揚陸艦「ニコライ・フィリチェンコフ」は、今年3月下旬に地中海へ行き、4月初頭には帰港しています。

今回、この2隻がクリミア沿岸海軍歩兵部隊の上陸演習を行ないました。


なお、ロシア海軍「無防備の海岸への上陸」というのは、上陸予定海岸へ砲爆撃を加え、そこに居る敵を無力化して「無防備」にした後に上陸する、という意味です。
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