ロシア海軍太平洋艦隊へ新型曳船アレクサンドル・ピスクノフが就役した
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2015年4月20日8時42分配信
【新たな海洋曳船が太平洋艦隊の一員として加わった】
ハバロフスク造船工場で建造された曳船「アレクサンドル・ピスクノフ」は太平洋艦隊の一員として加わった。
式典は、ウラジオストク岸壁のの第33艦船埠頭で開催された。
海洋曳船には海軍補助艦隊旗が掲揚された。
ハバロフスク造船工場も含まれている極東造船センター広報サービスは発表した。
これは、太平洋艦隊で最初の「名前付き」曳船である。
同船は、1998年から2009年まで太平洋艦隊補助艦隊の司令官を務めたアレクサンドル・ピスクノフ1等海佐に敬意を表して命名された。
「アレクサンドル・ピスクノフ」は、このクラスの船としては大型であり、曳航作業の遂行、座礁した船の撤去、火災事故を起こした艦(船)及び沿岸施設の消火、深度20mまでの潜水作業遂行の為に意図されている。
北極海(砕氷クラス4)を含め、船の運用エリアには制限が無い。
航行距離は速力12ノットで4000海里である。
円筒型全方位スクリュー舵(アジマススラスター)と船首の操舵装置は、共に、狭い海域で遭難した船の作業に対する良好な操縦性と高い機動性を船へ提供する。
スポーツ室、トレーニング機、14席の食堂、医療室、衛生室、サウナ、洗濯室の存在により、乗員の為の快適な環境が保障されていると極東造船センターは指摘した。

プロジェクト22030海洋曳船「アレクサンドル・ピスクノフ」は、当初はMB-11の名で2007年6月16日にハバロフスク造船工場で起工され、2011年8月26日に進水しました。
2011年8月29日、「アレクサンドル・ピスクノフ」と命名されました。
工場航行試験と国家受領試験を終えた後、2014年12月26日に受領証書へ署名され、ロシア海軍へ納入されました。
そして2015年4月20日、ロシア海軍旗の初掲揚式典が行われ、太平洋艦隊へ編入されました。
- 関連記事
-
- ロシア海軍の最新海洋調査船ヤンターリは大西洋での試験を終えて北方艦隊基地へ到着した
- 新型偵察艦ユーリー・イワノフは2015年7月26日にロシア海軍へ正式に就役する
- ロシア海軍太平洋艦隊へ新型曳船アレクサンドル・ピスクノフが就役した
- 新型偵察艦ユーリー・イワノフはロシア海軍へ納入された
- ロシア海軍の新型偵察艦ユーリー・イワノフは航海試験を開始した
スポンサーサイト