ロシア海軍太平洋艦隊の海軍歩兵部隊はクリル諸島で上陸演習を行なう
- カテゴリ:ロシア海軍沿岸部隊(海軍歩兵)

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2015年4月28日19時14分配信
【太平洋艦隊海軍歩兵のカムチャツカグループは大型揚陸艦で海に出た】
太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊のカムチャツカグループの戦術揚陸グループは、多目的キャタピラートラックで常時駐屯場所からマラヤ・ラゲルナヤ湾までの行進を行ない、兵器、軍用車両、特殊車両の艦への積み込みを実施し、太平洋へ出航してクリル諸島へと向かった。
この目的の為、太平洋艦隊主要基地ウラジオストク市からカムチャツカへ大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」が到着した。
以前、この場所の水中状況の探査が実施され、湾の深さが測定され、航行ブイが設置された。
艦の海岸への航海の安全を保障する為に。
クリル列島で「黒ベレー」は、無防備の海岸への海洋揚陸部隊の上陸と、獲得した橋頭堡の防衛の課題に取り組む。
戦闘訓練活動は、約1ヶ月間に渡り続けられ、100名以上の海軍歩兵部隊が参加し、15台の車両が関わる。
現在、太平洋艦隊には2個海軍歩兵旅団が所属しています。
[ロシア海軍歩兵の2個連隊は旅団に改編される]
沿海地方には「第155独立海軍歩兵旅団」が駐留し、カムチャツカには「第40クラスノダール-ハバロフスク2度赤旗受賞独立海軍歩兵旅団」が駐留しています。
今回、クリル諸島で上陸演習を行なうのは、第40独立海軍歩兵旅団所属部隊です。
同旅団の将兵と車両を乗せる大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェリスコイ」は、2014年後半から2015年初頭に掛けてウラジオストクの艦船修理工場で修理が行なわれ、2015年2月に復帰しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型揚陸艦アドミラル・ネヴェリスコイは2015年2月に修理を終えて復帰する]
なお、ロシア海軍の「無防備の海岸への上陸」というのは、上陸予定海岸へ砲爆撃を加え、そこに居る敵を無力化して「無防備」にした後に上陸する、という意味です。
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