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ロシア海軍最新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年5月初頭から2回目の洋上試験を開始する

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『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
10時54時2015年4月30日
【「アドミラル・グリゴロヴィチ」は5月5日に次の試験の為に海へ出る】

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の次の海洋への出航は5月5日に予定されている。
水曜日・4月29日、同艦は工場航行試験における最初の出航を完了した。


『海軍産業』特派員が沿バルト造船工場「ヤンターリ」広報秘書官セルゲイ・ミハイロフから伝えられたように、「アドミラル・グリゴロヴィチ」は海上で5日間を過ごした。
この間に乗組員は、主動力装置、航法システム、航海機器及び他の総合艦載システムの試験を行なった。

ミハイロフは、同艦の最初の出航は成功裏に実施され、如何なる機器の動作にも誤作動は無い事を指摘した。

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」工場航行試験は、艦が受入基地バルチースクへ向かった4月8日に始まった。

ロシア海軍への艦の引き渡しは2015年8月に予定されている。

同艦は、他の新型フリゲート-「アドミラル・ゴルシコフ」と共に、2015年6月1日から5日までサンクトペテルブルクで開催される国際海軍サロン(IMDS-2015)への出展が予定されていた。
しかし、その後、フリゲートはサロンの参加艦リストから消えた。

プロジェクト11356フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、沿バルト造船工場「ヤンターリ」の造船台で2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水した。
同プロジェクトは、公開株式会社「北方計画設計局」で設計された。

現時点においては、このシリーズの6隻の艦の内の5隻が起工されており、同プロジェクトの2番艦-「アドミラル・エッセン」は2014年11月7日に進水し、その他の船体は船台上で形成されている。


[ロシア海軍の為の新たなフリゲート~プロジェクト11356R(アドミラル・グリゴロヴィチ型)とプロジェクト22350(アドミラル・ゴルシコフ型)]
[アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲート]

プロジェクト11356R警備艦の1番艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、2010年12月18日に起工され、2014年3月14日に進水しました。
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は進水した]

その後、2014年12月初頭から造船所の岸壁で係留試験が開始されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月5日8時7分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は係留試験を開始した】

12月21日にはガスタービンエンジンが初めて始動されました。
『中央海軍ポータル』(フロートコム)より
2014年12月21日14時24分配信
【警備艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」は初めてエンジンを始動した】

そして2015年2月17日、出航前の消磁作業の為、「ヤンターリ」浮きドックへ入りました。
[ロシア海軍の新フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は消磁作業を開始した]

消磁作業は3月下旬に完了し、4月8日に「ヤンターリ」造船所の在るカリーニングラードからバルチースク海軍基地へ移動しました。
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そして4月下旬に1回目の洋上試験が実施され、4月29日に完了しました。

次の洋上試験は5月5日から始まるとの事です。

「アドミラル・グリゴロヴィチ」は、今年(2015年)8月にロシア海軍へ引き渡され、黒海艦隊へ配備される予定です。
[新型警備艦(フリゲート)アドミラル・グリゴロヴィチは2015年8月にロシア海軍へ引き渡される]
[ロシア海軍の新型フリゲート"アドミラル・グリゴロヴィチ"は2015年夏以降に黒海艦隊へ配備される]


プロジェクト11356Rの2番艦以降も建造が進んでいます。
[建造進むロシア海軍新型フリゲート・プロジェクト11356R(2015年4月4日)]
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